昨年7月に挙式したミュージカルおたくです。
結婚式をする上で一番やりたかったことが「BGMを好きな曲で埋め尽くす」でした。
幸い夫も「音楽は全部好きにしていいよ」と言ってくれたので、趣味を詰め込んだセットリストを組ませて貰いました。おたくは「俺の理想のセトリ」を組むのが好きなものだよね。。
自分の記録兼・今後式を挙げるミュオタ花嫁さんの参考になればいいなと思ってセトリを載せます。
前提:結婚式BGMを選ぶ際に注意した点
理想のセトリとはいっても、結婚式で使える曲にはそれなりに制限もあります。
1.作品と歌詞がおめでたい場に相応しいものにする
まあこれは当たり前といえば当たり前だけど、どんなに曲が大好きでも、人が死ぬときの曲とかは避ける。今から戦闘だぞー!革命万歳ー!ギロチン最高ー!とか、君と刑務所で99年一緒にいようねみたいな曲も避ける。こんなクソ男のことは忘れて次いくぞ次!とか私は最高の女だから二股しても許してね☆みたいな曲も避ける。割とそういう歌が好きなので気をつけました。(それぞれ何の曲かわかる方は声をかけてくれたら喜びます)
2.CD本体が入手できる曲に限る
これがプレ花嫁(結婚式準備中の新婦のこと)の間では落とし穴と言われているポイントで、ほとんどの結婚式場ではBGMを持ち込む際には「CD本体」が必須です。レンタルはおろか、iTunesで正規に購入した音源でさえ使用不可。
著作権上の理由らしいけど、今時そんなルールもどうなんだ…。
おかげで結婚式のためだけにCDを購入するカップルは多いようで、メ◯カリなどでは「結婚式のBGMのためだけに購入した新品同様のCD」がたくさん出品されてます。結婚式向けCD何枚組、みたいな出品も多いのでご参考までに。
幸いミュージカルはiTunes配信されていないことが多いし、長年買い集めてきたCDがあるので私は新たに買い足すことはほとんどなかったけど、「この人の歌っているバージョンを流したい!(コンサート映像ならある)」と思っても、CDとして売られていないと使えない、ということはあるので注意が必要。
3.できるだけ外国語版にする
これは個人的なこだわりだけど、ミュージカル曲に限らず日本語歌詞はできるだけ流したくなかった。歌詞がはっきり聞き取れるとBGMに気が取られてしまうというのと、単純に原語が好きだからです。
逆にゲストに歌詞の意味を知って欲しいからという理由で日本語にこだわる方もいるみたいなので、人それぞれだね。
4.人のスピーチ中はピアノにする
これも全ての人に当てはまるわけではないですが、私が挙げた式場ではピアノの生演奏がついていて、「スピーチ中は曲のテンポや終わるタイミングがぴったりになるとは限らないので、歌詞のない曲か生演奏をおすすめします」と言われました。
たしかに、自分が手紙を読みながら感極まって黙ってしまっている時に歌詞のあるアップテンポの曲だけが流れ続けているのはシュールかもしれない…。ということで、友人スピーチなど人が話す間はピアノ演奏orゆっくりめのピアノ曲にしました。
セトリ(受付〜挙式〜披露宴開始)
- 受付
受付から式場に入るまでにロビーで流している曲。受付のタイミングは人それぞれなので全員が聴くわけではないですね。あとたぶん新郎新婦がいないのもあって一番話に花が咲いてる時だと思うので、あまりこだわりのない選曲にしました。
手持ちのCDから好きな曲とか、信者の意地でどうしても入れたかったサンホラとか(人が死なない曲を選ぶのがとても大変だった)、ここは日本語歌詞ありの曲。
特によだかの星は、直近に呼んでもらったサンホラー友達の結婚パーティーで流れていて、私も私信を込めて入れたのでした。。
- フラワーシャワー
Ever ever after/Enchanted
「魔法にかけられて」のエンディングのこの曲、「本当の人生はめでたしめでたしでは終わらない」という映画のコンセプトと、それでもディズニー王道の「幸せに暮らしましたとさ」が両方詰まっていて大大大好きなのです。厳密にはミュージカルじゃないけど気にしないで、アラン・メンケンは神。
イントロが終わってever ever after〜の歌詞と共にドアを開けて頂いて、友人達が笑顔でこちらを見てくれているのが視界に入るのはとても幸せな瞬間でした。
- 写真撮影〜ブーケトス
ここは屋外にいる時間だったので、明るく明るく!を意識して、手持ちのディズニーCDから何曲か。
For the first time in forever/FROZEN
みんな知ってるかなーと思って、アナ雪のアルバムは適当に流すものが必要になった時に使ってください!とスタッフさんに預けてました。
Something there/Beauty and the Beast
ディズニーでは美女と野獣が一番好きで、中でもsomething thereが大好きなもので…。(本当に一番好きな曲はkill the beastなんだけど、物騒なので諦めました)
How does she know/Enchanted
魔法にかけられての曲は本当にどれもこれも好きです、アラン・メンケンは神。
- 披露宴開始待ち時間
ゲストが披露宴会場に移動し、新郎新婦が準備をしている間に流す曲。
歓談中ということで、ピアノ曲、もしくはせっかくなのでピアニストさんに生演奏のリクエストもしました。俺の本気の趣味ターン。
Defying gravity/Wicked
一人で生きていくわー!な曲だけど歌詞無しだから問題ない問題ない。
Ich gehör nur mir/Elisabeth
結婚した翌日に自殺未遂する曲だけど歌詞無しだから問題ない問題ない。
Wenn ich tanzen will/Elisabeth
結婚は失敗したけど一人で生きていける的な歌だけど歌詞無しだから(略)
お前ルールはどうしたんだよという感じだけど、エリザベートとWickedは私の人生の軸なのでどうしても入れたかったのです…。
エリザベートはほぼ全曲をピアノで演奏しているこういうCDもあります。
エリザベート-愛と死の輪舞-TAKARAZUKA Piano Sound Collection
- アーティスト: 宝塚歌劇団
- 出版社/メーカー: SMD itaku (music)
- 発売日: 2014/08/27
- メディア: CD
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どうしてもエリザの曲を流したいけど歌詞の縁起が悪い…とお悩みの花嫁さんにおすすめです。
seasons of love/RENT
私の中ではこれもわりと「人が死ぬ曲」なんだけど(元からRENTラストはぼろぼろ泣くけど、gleeでフィン追悼エピソードに使われてからはもうそのイメージが強すぎて無理)、歌詞はポジティブだし結婚式向きかもしれない…。ピアノのミュージカル曲といえばseasons〜という気持ちもあるし、RENTは弟が一番好きなミュージカルなので、何か入れたいなあというのもありました。
幸せの秘密/ダディ・ロング・レッグズ
これは唯一、坂本真綾さんの日本語歌詞で流そうかな…と真剣に考えたけど(日本キャストが大大大好きなので)、統一性がなくなるのでピアノに。
それにしてもさすがにこのリクエストには応えて貰えるとは思ってなくて感動しました。オフブロードウェイ作品なのに楽譜見つけてくださってありがたい…。
なんかセトリというより思い入れのある曲紹介みたいになってしまった。長くなったので披露宴開始からは次の記事に分けます。