ブラックカードやプラチナカードといった富裕層向けのクレジットカードが世の中には存在しますが、こういったクレジットカードのサービスって、実は東京や大阪といった大都市在住の方に偏った提供のされ方をしているんですよね。
例えばダイナースクラブ プレミアムカードでは、銀座駅近くにある銀座ラウンジが無料利用できるサービスが付いているんですが、これを岩手県や熊本県にお住まいの方が使おうと思っても無理な話。
まぁ東京に遊びに来たついでに寄る…といったことが出来なくもありませんが、ほぼほぼ、東京や神奈川などにお住まいの方向けのサービスであると言えます。
その他にも東京偏重のサービスは多数:
また、富裕層向けの金属製カードであるLUXURY CARDも同様で、このカードが会員向けにリザーブしている高級レストランはほとんどが東京にあるところばかり。
三重県や山口県には1件もそういったレストランは確保されていないので、そういった地域に住んでいる方はいくらLUXURY CARD側が座席を確保しておいてくれたとしても、利用できることは滅多にないことでしょう。語弊を恐れずに言うなら、そんなサービスは無駄でしかないのです。
同じ年会費なのは不公平?
こんな感じでダイナースクラブにしろアメックスにしろLUXURY CARDにしろ三井住友カードにしろ、東京や大阪偏重のサービスは多い状況があるんですが、悲しいかな、どこに住んでいようとクレジットカードの年会費は同じ。
個人的には東京在住の方のみ年会費を高くして、サービスを使えない地方在住の方は年会費を安くする…などの対策をしても面白いんじゃないかな?なんて思うんですが、実際はクレジットカードという金融商品を告知&募集する手前上、全国統一の年会費を設定しなくてはいけないのでしょう。
- 理想的:在住の地域によって年会費変更
- 現実:全国統一の年会費設定
引き続き東京偏重は続きそう:
引き続き、東京や大阪在住の人ばかりが得をする状況は続きそうな感じですが、こんな状況では地方にお住まいの方にブラックカードを持ってもらうことは到底できません。
とはいえ、少ない地方在住者の方のためのサービスを拡充しても採算割れを起こしてしまうだけなので、やるべきなのは全国共通でお得なサービスの追加なのかもしれませんね。カード発行会社には是非とも、全国どこに住んでいてもお得なクレジットカード設計をお願いしたいなと思います。
以上、ブラックカードの保有メリットを100%受けられるのは、東京近郊に住んでいる方だけ?残念ながら地方向けサービスは乏しい傾向アリです…という話題でした。
参考リンク:
今回書いた内容を言い換えると、東京や大阪に住んでいる方にとってステータスカードを持つのは保有メリットが多いということ。言わば「割安である」ということも出来るので、ステータスカード保有に興味がある方は下記記事も併せて読んでもらえればなと思います。