美容院と理髪店(床屋さん)の違いは刃物を扱えるか。又はどんな目的で行くかしょうか。どちらも素敵な外観のお店が多いですよね。サインポールに気が付かず間違えて入ってしまいました。
相性の良い美容師さんを求めて
10年ほど担当していただいた美容師さんがいました。
私の髪を知り尽くし、年齢とともに変わってきた髪へのアドバイスもすばらしく、カットも「そこ!そこを切って欲しかったんですよ」という、まさにかゆいところに手が届く美容師さんでした。
この先もずっとお願いしようと思っていたのに、独立して遠くにお店を構えることに。とても通えないで、また新たに自分に合った美容師さんを見つける旅に出ています。私の場合は技術のほかに、美容師さんとの相性もこだわっています。
実は無駄に気を遣ってしまう癖があるんです。
ものすごく眠いくせに「しーん」とする間が苦手で無理に話題をふってみたり、美容師さんが好きそうな旅の話をしてみたり。かといえば、カットの時は集中したいかなと思って、黙って雑誌を読んでみたり。
・・・バカですね。もっとリラックスすればいいのに。
こっちが気を遣うと相手も気を遣うのに。
だから、そんな私の性格や髪のクセをわかってくださる美容師さんが良いのです。わがままですねー!いったいいつ出会えるんでしょうか。
そんなある日、あの理髪店(床屋さん)の目印のクルクル回ってるあれ。サインポールに気が付かずお店に入ってしまったことがあります。
▼サインポール
普段なら、お洒落なお店だなと思ってもこれが置いてあると、あ・・・男性が行くところだよね!と避けていたんです。固定観念はもったいないですね。間違えて入ったら、今までの自分のイメージが崩れました。
理髪店(床屋さん)への勝手なイメージ
私の理髪店(床屋さん)のイメージは、良き昭和な感じです。
体験をお話する前に私の勝手なイメージを。
分厚い木製ドアを開けると「カランカラン」と懐かしい音が鳴ります。白衣を着た店主が「いらっしゃい」と満面のスマイル。手にはカミソリを持っています。
お客さんの「もみあげ」を剃っている様子。
うつ伏せシャンプー中のお客さんも目に入ります。
お客さんは青年とオジサマばかり。置いてある雑誌は男性向けやスポーツ新聞。店内に音楽は無くて、AMラジオからリスナーの手紙を読んでいるトークが流れます。
床は使い込んだタイル貼りで、手際よくお弟子さんがほうきでカットした髪を集めていきます。壁に目をやると手書きのメニューが。
・・・怒られそう!
(;゚Д゚)
私が想像する床屋さんは「下町っぽい」感じなんです。どこか懐かしく、あったかい感じ。これは私の勝手なイメージですよ。「美容」という感じではないんですよね。
私が体験した理髪店(床屋さん)は、このイメージをくつがえすお店でした。
あくまでも一例なので、そんなお店もあるんだね~程度に、ゆるめに解釈お願いしますね。
サインポールに気付かず入った理髪店(床屋さん)
ぽーっとしていた私がいけなんです。
サインポールに気が付かず、美容院だと思って入りました。
お店に入った瞬間、なんとなく・・・あれ?なんで男性のお客さんが多いんだろうとは思いましたよ。でも女性も1人いたので、たまたまかな~って。
店内イメージは海辺の喫茶店
大きな観葉植物に白い壁。ウッド調を効かせた落ち着いた内装でした。
ダウンライトの間接照明が目に優しくて、ずっとそこに居たいような雰囲気です。テンポの良いボサノヴァが流れていて、まるで海辺に面した昼下がりの喫茶店みたい。
店員さんも明るくて気さくな感じでしたよ。
この時点ではまだ美容院だと思っています。
勧められた本は「若い女性向け」
最初に「良かったらどうぞ」と出された本は「VOCE(ヴォーチェ) 」と「横浜ウォーカー」。雑誌の内容はおそらく20代~30代。そんな外見じゃない事は分かっていても、若い女性向け雑誌を出されると嬉しいものです。
▼VOCE(ヴォーチェ) の表紙例
出展:オンライン書店boox
▼VOCE(ヴォーチェ) とはこういう雑誌です(公式サイト)
例えば、ここで「クロワッサン」という雑誌を出されるとガッカリします。
この雑誌が嫌いなわけじゃありませんよ。若い人が読んでもためになる濃い内容です。おそらくターゲットは40代~60代かな。いわゆる熟女世代でしょうか。
何も話してないのに、そういう世代と思われた事にガッカリするんです。いいえ、分かってるんですよ!そういう外見だって。
・・・女って面倒な生き物です。
ガッカリするのは一瞬で、手に取ったら熟読しますから。
▼クロワッサンの表紙例
「襟足を整えましょうか」という言葉に驚く
素早くて丁寧な手さばきでした。
正直言うと今まで色々な美容院を転々としてみて、おやっと思うくらい鮮やか。これはやっと出会ったのかもしれない!とウキウキしていたときに・・・
「襟足を整えましょうか」
え!?どういう意味!?(゚Д゚;)
はじめての問いかけに意味が分からなかったんです。 じっくり店内を観察して悟りました。理髪店(床屋さん)に来たんだ!という事を!
お願いしたらもう~気持ちが良い。極楽でした。
もしや、この後はうつ伏せシャンプーなのかとドキドキして待っていましたよ。だって椅子の前にあの独特なシャンプー台が無かったんです。
シャンプー台が移動してきた!
▼画像はイメージです。
上の画像のようなシャンプー台を美容師さんがひいてきて、席の後ろに設置しました。
えっ!なに!何がはじまるのっ。
どういう事!!!(;゚Д゚)
ここでまた動揺ですよ。
私どうすればいいのって。これが今の床屋さんの常識なのって。
慌てふためいた私の様子を察したのか、きちんと説明してくださいました。お客さんに何度も席を立ってもらう事が無いようにしているそうですよ。
私の座っていた椅子はほぼフラットに倒れます。
私自身は何もする必要が無いのです。
▼画像はイメージです。
理髪店(床屋さん)を体験して思うこと
刃物を使う事を除けば、美容院との違いはさほど感じませんでした。若い女性向けの雑誌が置いてあるという事は、女性客も多いお店なのかもしれません。お洒落の目的ではないので「美容」という視点でどうなのかまでは分かりませんでした。メニューは美容院と同じ項目が並んでいましたよ。
今は美容院でも顔そりを取り入れているお店もあるので、だんだんとこの「美容院」と「理髪店(床屋さん)」の違いはゆるくなっているように思います。ただ、実際に襟足を整えてもらうと刃物の扱いが素晴らしいと感じました。
途中から、顔そりだけでお店に来た女性の方もいらっしゃったので、なるほどねぇ~と思いましたよ。美容院での刃物は「メイクをするにあたって必要な施術」としてしか認められていませんから、目的によって選び分ければ良いと思います。
サインポールに気が付かなくて良かった。
知らない世界に一歩足を入れてみると、世界が広がりますね~