踏切でも一時停止不要、なぜ? 「止まらなくてもいい条件」とは

一時停止しないでもよい踏切があります。道路交通法で「例外」が定められているのです。

列車優先」ではない踏切がある

 クルマを運転中、踏切でも一時停止しなくてよい場合があります。そのひとつが、東京都世田谷区にある東急世田谷線の「若林踏切」です。

若林踏切を通過する東急世田谷線の列車(乗りものニュース編集部撮影)。

 東急世田谷線と環状7号線(環七通り)が交差する若林踏切。環七通りを走るクルマは一時停止することなく、次々に通過していきます。なぜ一時停止が不要なのか、世田谷警察署に聞きました。

――若林踏切では、なぜクルマが一時停止しないのでしょうか?

 クルマも列車も信号で制御しているため、踏切の手前でクルマは一時停止する必要がありません。環七通りは交通量の多い幹線道路ですので、クルマが1台1台、踏切の前で一時停止すると渋滞してしまいます。

――一時停止しないことで、危険はないのでしょうか?

 この踏切では列車も「信号待ち」をし、クルマが走っているとき、列車は通らないしくみになっています。

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