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2017/04/06 19:06

下関市の水族館 JAZAを退会

全国の動物園や水族館で作る団体JAZAは、おととし、伝統の追い込み漁で捕獲したイルカの購入を禁じた。これを受け山口県下関市の水族館は先月で、JAZAを退会することになった。国内の水族館で飼育されているイルカの多くは和歌山県太地町で続く伝統漁法「追い込み漁」で捕獲されている。しかし、おととし5月、JAZAは追い込み漁で捕獲したイルカの購入を禁止する決定をした。理由はこの漁法が「残酷で倫理規定に反する」として国際組織の強い警告を受けたから。先月末でJAZAを退会した下関市の「海響館」。おととしの禁止措置について、館長は「(追い込み漁は)我が国では合法な行為で漁業の一環。行きすぎた動物倫理観を押し当ててくるところには、大きな違和感は感じている」と話した。イルカショーの会場には6日も大勢の家族連れが訪れていた。集客の目玉でもあるイルカをどう安定的に確保するか。海響館は以前からイルカの繁殖に成功していて、現在は10頭のうち3頭を他の水族館に預けている。このため、すぐにでもイルカを入手しなければならない状況ではない。では、なぜ退会に踏み切ったのか?海響館の館長は「野生からの導入を補うほどの繁殖は難しく、結果的に継続的なイルカ展示にも大きな影響が出るのではないかと思っている」と話した。長期的な視点で見ると繁殖のペースが追い付かなくなり、イルカの数が維持できなくなる恐れがあるとして先手を打ったという。海響館の他にも全国で3つの施設が、すでに退会していてJAZAの禁止措置による波紋が広がっている。

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