廃業ホテル部屋に男性 車から血痕 愛知・豊山
6日午後2時ごろ、愛知県豊山町豊場の廃業したホテルの駐車場に車が止まっていると県警西枇杷島署に通報があり、駆けつけた署員がホテルの室内で男性の遺体を発見した。同署は身元の確認を進め、事件に巻き込まれた可能性もあるとみて調べている。
同署によると、男性は20~40代とみられ、平屋で十数部屋あるホテルの南東側の部屋で床にうつぶせに倒れていた。近所の男性によると、ホテルは数年前に廃業したという。
ホテル近くで遊んでいた中学生約10人が車を見つけた。そのうちの男子生徒2人によると、車は茶色の軽自動車で助手席の扉が開いていた。助手席のシートに血がついており、車からホテルに向かって血痕が続き、車内には血の付いた白い手袋があったという。
2人は取材に「探検で来たら、いつもはない軽自動車があった。『やばいな』と思い、知り合いの大人を通じ通報した」と話した。
現場は名鉄小牧線春日井駅から西約3キロの工場や畑が点在する地域。【道永竜命、斎川瞳】