3歳の息子は自閉症スペクトラムです。
そんな息子もこの春から年少さんです。普通の幼稚園や保育園ではなく『障害児通園施設』に入園です。自治体が(委託している所が)運営していて、3月まで通っていた療育と母体が同じです。
障害児通園施設って?
息子が入園した障害児通園施設は、知的障害や発達障害などの子どもが通う障害児の幼稚園といったところです。
時間は10時~14時までで、通園バスもあります。
普通の幼稚園とは違い、(練習が必要な)行事が少ない事、クラスとは別に、障害の度合いごとのグループ活動があります。個別療育もあり、1人1人に合わせた療育を園生活を通じて行ってもらえます。
行事は少ないけれど、保護者の出事は多く、個別面談や勉強会などが多々あります。
受給者証と入園選考
自治体が(委託している会社)が運営している公的な機関なので、通うためには『障害者受給者証』が必要です。また受け入れ人数に限りがあるので、入園選考があります。
※障害者受給者証についての記事↓
※入園の内定についての記事↓
息子は選考に受かり入園できました。選考基準ははっきりしていませんが、集団生活において、より困難が多いと予想される子どもが優先になるようです。
例えば発達障害児では、幼稚園などの集団生活に馴染みにくいタイプの子ども(奇声をあげる・パニックを起こす・教室から飛び出す・言葉が話せない・お友達に手を出すなど)が優先順位が高いようです。
また、はっきりと診断がついているかどうかは関係ないようで、グレーゾーンの子もいると聞きました。
早期療育とはいうけれど・・
もし年少で入園選考に落ちた場合、年中さんから入ったり、年長さんから入ったりする場合もあります。年々発達障害児への支援が増えてきてはいるけれど、私が住んでいる自治体に限らず、支援を望む全員が入園できる所は少ないようです。そもそも障害児通園施設自体が少ないのでは?と思います。
早期療育とはいうけれど、まだまだ障害の子どもに対して、自治体の支援が追い付いていない・情報が十分ではないのが現状かなと感じました。
療育仲間だった子(同じ自閉症スペクトラム)は、障害児通園施設の入園選考に落ちたので、年少の間はしぶしぶ普通の幼稚園に通うと言っていました。また来年、願書を出すそうです。
では、晴れやかな入園式の様子を書きたいと思います。
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ドキドキの入園式
覚悟はしていましたけどね・・・
やっぱり慣れない場所・人に戸惑い、グズグズでした。
でも大丈夫!!先生の指示通りに動ける子はほとんどいません。良かった〜〜みんな~~仲間だね~~~(;^ω^)
広い部屋で入園式が始まりました。それぞれ子どもは指定された椅子に座らせ、保護者はその隣に座ります(椅子なし)。
- なんとなく座らされている子
- 一旦座ってみたけど動き出す子
- 椅子に座るのを断固拒否!な子(うちの子これ)
- 部屋に入るのさえ泣いて嫌がる子
- 座ってはいるけど大声で何か話している子
- 最初は座っていたのにうろうろし始める子
- 床を転げ回っている子
など、みんな個性爆発で楽しい式でした。園長先生のお話とか、来賓の方のお話とか何にも頭に入ってないなぁ、子ども達が強烈で。
息子が椅子に座らないので、後ろの方にいたのですが、途中で息子が動き出しどこに行ったか分からなくなりました。キョロキョロと探していたら先生が「お母さん、息子君、○○君の隣に座ってますよ」とヒソヒソと教えてくれました。
あぁ、○○君ね、療育仲間で仲良しだもんね・・・って、
なにそれ!!!どんだけフリーダムだよ!!!
連れ戻しに行こうとしたら先生が、「お母さん、大人しくしているからそのままでいいよ!」と。
フリーーダ~~~ム!!!
厳かな雰囲気なし。春の爽やかさなし。もちろん感動する余裕もなし。
まぁ式の最初から最後まで椅子に座っていた子は全体の3分の1以下でしたから(笑)
式の後さらなる試練が・・・
式の後は、クラスごとに外で記念撮影(保護者も一緒の集合写真)です。式で疲れたのか、息子もさらに機嫌が悪くなってて・・・
用意された椅子に座らない!
↓
泣きながら逃走!
↓
構えていた先生に捕まる!さらに泣く!
↓
次は私が捕まえたけど暴れまくり!
たぶん写真・・息子だけブレているのでは・・
でも安心してください、泣きながら逃走したのは息子以外にも数人いましたよ。
カメラマンさんも慣れているのか、連写していました。「逃げないように捕まえててくださーい!」とか言いながら。普通は「はーい撮りまーす、カシャ。もう1枚いきまーす、カシャ。」って感じでしょうけどね、何人か逃走するので、捕まえたタイミングを見計らってシャッター押しまくっていました。
あぁ、私、せっかく綺麗な格好してヒール履いて、アクセサリーもバッチリだったのに・・背景には桜が綺麗に咲いているのに・・・
髪を振り乱しながら逃走した息子を捕まえに走り、ゼェゼェ言いながら写真に写りました。(もちろん端っこ)。
っていうか、パパは?と思ったら、真ん中で優雅に直立し、写る顔キメてる・・・おいっ!!
息子はベソかき顔、私は引きつり顔、夫だけキメ顔の写真撮影でした。
まとめ
もうね、すーっごく疲れました。入園式での反省点は「やっぱりヒール(パンプス)は無理だ!逃走した息子に追いつかない!」というところでしょうかね。
でも明日からは母子通園の始まりです。入園後しばらく子どもの様子を見ながら母子通園なのです。だいたい1週間前後は母子通園で、先生から指示があったら子どもだけでの登園になります。
慣れない所で予想通り前途多難だよ!
・・・頑張ります。
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障害児通園施設での母子通園の様子や息子の様子も今後どんどん更新していきますね!
聞きたい事などありましたら、お問い合わせフォームやコメント欄からお気軽にどうぞ!
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