岐阜長良川鵜飼「6人体制で」 新鵜匠代表の杉山さん報告
岐阜市の長良川鵜飼の杉山雅彦鵜匠(56)が一日付で新しい鵜匠代表に就き、五日、市役所で細江茂光市長に報告した。五月十一日の開幕に向け「六人体制で始められるよう準備を整えている」と述べた。 長良川鵜飼は鵜匠六人がそれぞれの鵜舟で漁をする習わし。このうち杉山市三郎鵜匠が昨年五月に水難事故で船頭を亡くして以来、鵜飼いに参加していなかったが「復帰に向けて準備中です」と杉山代表に話しているという。体制が決まり次第、あらためて公表する見込み。 鵜匠代表は、六人の宮内庁式部職鵜匠のまとめ役で、宮内庁や観覧船を直営する市との窓口などを務める。約十四年間鵜匠代表を務めた山下純司鵜匠(78)は高齢により昨年末に代表を退いた。 またこれまで、代表と副代表の二人の負担が大きかったため、今後は代表、代表代理二人、代表補佐を設け、四人で窓口や事務といった責務を分担する。 杉山代表は「あらためて原点に立ち返り、技術の継承や多くの皆さんに見てもらえる鵜飼いについて考えていきたい」と話した。 (北村希) PR情報 |
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