セウォル号が港に到着 沈没から3年

【木浦聯合ニュース】2014年4月に韓国南西部の珍島沖で沈没した旅客船セウォル号を積載した半潜水式の運搬船が31日午後1時ごろ、木浦の港に到着した。このほど海底から引き揚げられた同船は沈没から1080日で港に入った。

 移送備作業を終えたセウォル号は同日午前7時に木浦から105キロ離れた海上を出発した。港に到着した同船の接岸作業は30分ほどで終わるという。

 今後、陸揚げ作業が行われる。運搬船に固定した溶接部分を外し、船内から水や油を取り除く準備作業に最短でも3日、船体の下に装備を差し込み陸に移す作業に1日かかる見通しだ。状況次第ではずれ込むこともある。

 陸揚げ後は、今も行方不明の9人の遺体を捜索し、沈没原因をはじめとする疑惑の解明に向けて船体を調査する。

 この沈没事故では修学旅行中の高校生ら295人が死亡し、9人が行方不明のままだ。

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