連続テレビ小説 ひよっこ(4)「お父ちゃんが帰ってくる!」 2017.04.06

(実)マカロニグラタン…?ニグラタン?いらっしゃいませ。
もう大丈夫ですよ。
よろしかったらどうぞ。
あっいやでも…。
あっいい匂いだぁ。
でしょう?さっどうぞ。
あ…。
食べてみっかな。
・「Ponponpon…」・「愛の言葉をリル」・「シャイなハートがドキドキ」・「あの日観てた“サウンド・オブ・ミュージック”」・「瞼閉じれば蘇る」・「幼い頃の大事な宝物だけは」・「ずっとこの胸に抱きしめて来たのさ…Ahah」・「夜の酒場でLonely」・「あの娘今頃どうしてる?」・「さなぎは今、蝶になって」・「きっと誰かの腕の中」・「肩寄せ合い声合わせて」・「希望に燃える恋の歌」はあ〜!へぇ〜!
(高子)いらっしゃいませ。
あっどうも。
いらっしゃいませ!
(元治)いらっしゃいませ!
(秀俊)いらっしゃいませ!ここすずふり亭はおいしい洋食を安いお値段で食べられるお店。
「気取らずおいしく」がモットーなんですよ。
洋食は既に東京では庶民的なものでしたが奥茨城村から来た実には未知の食べ物でした。
ぴしっとする。
はい。
どうぞ。
あっはい。
すごいですねぇ。
洋食屋さんなんて初めてだからどうしたらいいか分がんなくって。
あらそれは光栄です。
どれでもおいしいですよ。
(実)あっそうですかぁ。
ヒデ変われ!
(秀俊)はい。
どれもお勧めですけどビーフシチュウなんかいかがですか?ビーフ?ああ…ああこれもおいしそうですねこれ。
あっでもちょっと高いから…。
このハヤシライスっていうのにします。
いいんですか?それでも。
もちろんです。
ハヤシお願い!は〜い!3番さんハッシュワンで〜す。
(秀俊)はいハッシュワン!
(省吾)はいよハッシュワン!
(元治)ハッシュワン!お願いします。
はい。
この辺りにはよく?あっいえ…。
あの寝泊まりしてるところは近いんですけども町にはあんまし来てなくて。
出稼ぎで東京来てたんですけどこれから稲刈りで帰るとごで。
そうでしたのご苦労さまです。
いやいや…。
どちらですか?はいあの茨城です。
茨城の北の奥の方に奥茨城村って本当に名前のとおり奥の方にあるんですけど。
フフフフ!ご家族は?はいオヤジと女房と子どもが3人。
女女男5人です。
あ〜そうですか。
じゃあ楽しみに待ってらっしゃるのね。
お父さんが帰ってくるの。
(2人)ハハハハ!おいヒデ!ガロニできて…。
(秀俊)できてます!お仕事はどちらなんですの?東京の。
どちらっつってもあの…建築現場ですからね。
今はあの霞ヶ関っつうところのビルの現場にいます。
あっでもあれなんです。
オリンピックやる国立競技場の現場にもいたこどがあるんですよ。
自慢にはなんねえんですけど。
何をおっしゃるんですか。
自慢していいんですよ。
自慢して下さい。
東京オリンピックとか言って…。
いやもちろんオリンピックは楽しみですよ。
でもね東京東京って東京だけがすごいみたいに浮かれてるけどみんな。
違うと思うね私は。
今ももうボコボコボコボコいろんなものが建ってるけどそれはお客さんたち皆さんが造ってくれたもんじゃないですか。
いいんですよ自慢して下さい。
「あれは俺が造ったんだ」って。
ね?そうして下さい。
ああ…。
何だかそんなふうに言われるとすごくうれしいです。
それにあの東京の人とこうやって話すのも初めてで…。
うれしいな!ソースボート!はい!
(省吾)いい表情だ。
(省吾)はいハッシュあがり!はい。
(高子)失礼します。
あっタマネギも…タマネギ…。
あのではいただきます。
(鈴子)あっどうぞ。
ん〜!うん!何ですかこれは!うまいもんですねえ!でしょう?はい!うん!うん!うん!うまい!
(省吾)はいポークあがり!
(秀俊)はい。
ソテーあがりました!
(鈴子)シェフ!はい。
省ちゃん例のもの。
元治ポーク!ヒデオリーブとピクルス!
(秀俊)はい!
(鈴子)いらっしゃいませ。
(高子)いらっしゃいませ。
どうぞ。
あ〜いや〜うまがったぁ!ごちそうさまでした。
いえ。
うちのみんなにも食わしてやりてぇなぁ。
あんなの食ったら驚くだろうな。
これでいがったですか?はいありがとうございます。
(実)いえこちらこそ。
あっこれ!どうぞ。
いいんですか?あ〜ありがとうございます。
ああきれいだ〜。
ありがとうございます。
ああ!これポークカツサンドです。
ご家族で召し上がって下さい。
店からの気持ちです。
いやそんなつもりで私…。
(省吾)奥さんには明日まで十分もちますからとお伝え下さい。
いやでも…参ったな。
(鈴子)東京。
東京嫌いにならないで下さいね。
はい!ありがとうございます。
あのでは遠慮なぐ…。
(ちよ子)来ねえな…。
(進)来ねえな…。
遅いな…。
遅いな…。
座って待ってるか。
まだ来ねえ。
(進)まだ来ねえ。
(みね子)しかたなかっぺ。
ここに来るバスが少ねえんだから。

(時計の時報)
(クラクション)
(ちよ子)あっ!
(進)あっ!見える?
(ちよ子)見える。
来たんじゃない?
(ちよ子)お父ちゃん乗ってるかね?
(ちよ子)お父ちゃんだ!あ〜ただいま!
(ちよ子)お帰り!お父ちゃん!お父ちゃん!ありがとな〜迎えに来てくれだのが。
ありがとな!これプレゼントだ。
ああありがとう。
お帰りなさい。
ただいま。
(次郎)ではな実!おうありがとな!次郎さんありがとう!
(次郎)おう!
(次郎)発車オーライ!
(クラクション)行ぐが。
1個持つ。
1個持つ。
(実)いやいいって。
いいっていいって持つ。
(実)そうか?ありがとう。
元気してたか?元気。
元気。
でっかくなって2人とも。
よし!じゃあ来い!ほれぶら下がれ。
お〜重い重い!おっきくなったな!ハハハ!
(進)競走するかっぺ?うんそうね。
速くなったとこ見せっと。
気ぃ付けてよ。
(実)どうだ?高校は。
うん楽しい。
とっても楽しい毎日です。
(実)そうが。
うんありがとう。
(実)おう。
秋だなぁもう。
そうだねぇ。
何か大人としゃべってるみてえだなみね子。
アハハハ!大人だもんもう。
そうかぁ?「そうかぁ」って!
(笑い声)そうだよ。
(進)お父ちゃんどうだった?
(ちよ子)お父ちゃんどうだった?お〜速かった速かった。
驚いた〜。
ほれ着いた〜!
(子どもたち)ただいま〜!父ちゃん。
(茂)おぉ帰ったか。
ただいま戻りました。
うん。
(美代子)お帰りなさい。
ただいま。
お疲れさまでした。
お風呂たげでますから!ああちょっとごめん。
えっ?
(ちよ子)お父ちゃん?
(進)お父ちゃん?
(実)あぁ〜!
(実)あぁ…。
いいなぁ土は。
土はいいなぁ。
土?
(実)茨城の土だ。
はあ〜いい匂いだ。
う〜ん…。
おっ?何だ?どうだ?ん?んんん?ハハハハハ!分がらねえか。
(ちよ子)土は土のにおいだ。
ハハハ!だな。
さあうちさ入っぺ。
(実)だな!行こう行こう。
よし!風呂さ入っぺ!
お父さん…。
お父さんはここで畑や田んぼしたいんだよね。
そうだよね。
決まってるよね…。
ここで生まれて育ったんだもんね…。
決まってるよね…
(茂)みね子。
この時私は自分が総理大臣とかになって農家の人が農業ができるようにしたいと思いました。
なれないけど
生字幕放送でお伝えします2017/04/06(木) 08:00〜08:15
NHK総合1・神戸
連続テレビ小説 ひよっこ(4)「お父ちゃんが帰ってくる!」[解][字][デ]

店主の鈴子(宮本信子)に誘われ洋食屋「すずふり亭」に入る実(沢村一樹)。料理長の省吾(佐々木蔵之介)たちが調理しているなか、鈴子は実の家族や仕事の話を聞く。

詳細情報
番組内容
鈴子(宮本信子)に誘われ洋食屋「すずふり亭」に入る実(沢村一樹)。緊張の中、手ごろなハヤシライスを頼み、料理長の省吾(佐々木蔵之介)たちは手際よく調理を始める。鈴子は、実が建築現場で働いてきたことを聞き、東京の街を作ってきた自分を誇りに思ってほしいと語りかける。実は東京に来て初めて心を開いて話せたと感動するのだった。美味しかったと店を出る実に、鈴子は「東京を嫌いにならないで」とあるものを手渡す。
出演者
【出演】有村架純,沢村一樹,木村佳乃,松尾諭,城戸光晴,やついいちろう,磯村勇斗,佐藤仁美,佐々木蔵之介,古谷一行,宮本信子,【語り】増田明美
原作・脚本
【作】岡田惠和

ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語
サンプリングレート : 48kHz
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日本語(解説)
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