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【プロ野球】

糸井、決勝の5階席弾 3ラン!3戦連発

2017年4月6日 紙面から

阪神−ヤクルト 7回裏、右越えへ勝ち越し3ランを放つ阪神・糸井。投手はヤクルト・ルーキ=京セラドーム大阪で(田中太一撮影)

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◇阪神4−1ヤクルト

 阪神が糸井の3戦連発となる3ランで勝ち越した。1−1の7回2死一、二塁から右翼席上段に運び、勝負強さを示した。秋山が7回途中まで1失点で試合をつくり、好救援の桑原が7年ぶりの白星。ヤクルトはルーキが大乱調だった。

     ◇

 阪神の糸井はルーキの胸元への153キロの直球を狙い打ち。すぐに両手を上げながら打球の行方を確認した。7回2死一、二塁。「あの場面でここしかないと思っていた。しっかり振り抜くことができた」。会心の当たりは、右翼5階席に飛び込む決勝3ランとなった。

 キャンプ前に右膝を痛めたが開幕までにしっかり合わせて、キャリア2度目の3試合連続アーチ。打点にいたっては開幕から5試合連続だ。無類の勝負強さを誇り、打線をけん引する超人。やはり、頼りになる男。打率も4割を超え、新天地で打線を活性化している。

 昨秋、フリーエージェントで移籍。「自分にはまだ伸びしろがある。それを確かめるために環境を変えたいと思った」。それが権利を行使した理由だった。日本ハム時代の2009年から6年連続3割と、堅実な打撃と俊足は折り紙付き。しかし「今年は本塁打にもこだわりたい」と一発への思いも強い。

 阪神がここ3試合で挙げた得点は、内野ゴロの間の1点と糸井の3本塁打のみ。一振りで接戦に終止符を打つ破壊力に、金本監督は「素晴らしい。それしか言葉がない。ああいう場面で一発打てることに、打者として最高の価値がある」。進化を止めない35歳に最大級の賛辞を贈った。

 

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