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【プロ野球】

大谷、自画自賛の今季2号 打者専念で開幕5戦打率5割キープ

2017年4月6日 紙面から

ロッテ−日本ハム 一時は4点リードとなり、笑顔でナインの出迎えを受ける大谷(中)=ZOZOマリンで(出月俊成撮影)

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◇ロッテ7−6日本ハム

 ロッテが開幕からの連敗を4で止めた。2−6の6回に清田の二塁打などで3点を返し、7回に鈴木の2ランで逆転した。3番手の大嶺祐が3イニング1失点で白星。日本ハムは4点リードを守り切れなかった。

     ◇

 4点差をひっくり返され、痛恨の敗戦。それでも日本ハムには明日につながる救いがある。打者に専念する大谷が、またも存在感を見せつけた。

 5−2の6回2死走者なしから特大の2号ソロ。ロッテの3番手・大嶺祐のフォークをとらえた打球は、逆風をものともせず右翼スタンド最上段に吸い込まれた。「完璧。2アウトからだったのでいいところで点が取れてよかった」。自画自賛だった。その前にもきっちり仕事をこなしていた。1−2の3回無死一塁で右前二塁打。続く中田が左前適時打を放ち、大砲の今季初打点をアシストした。4−2の4回1死一、三塁でも左犠飛。間違いなく攻撃の主役だった。

 試合が暗転し、1点リードされて迎えた9回。先頭打者の大谷はロッテの守護神・益田の前に一ゴロ。「塁に出ていれば違う展開もあった」と唇をかんだ。事前に益田から「全部真っすぐでいく」と宣言されていたというが、ふたを開ければ全4球がシンカー。対戦後、益田に送ったラインで「うそつき」とチクリ。益田が「点差があればそういう勝負もできたけど」と頭をかいた心理戦で完敗した。

 「シーズン中、こういう試合もある。再逆転できるようにしないといけない」。そう悔しがった大谷は開幕から5試合中4戦でマルチ安打をマークし、打率5割(20打数10安打)はチームメートの近藤と並んでリーグトップ。カード勝ち越しの懸かった6日の第3戦も、絶好調のバットに期待大だ。 (小林良二)

 

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