「安哲秀は補助タイヤ」vs「文在寅は廃タイヤ」 韓国大統領選挙戦、相互非難が激化

「安哲秀は補助タイヤ」vs「文在寅は廃タイヤ」 韓国大統領選挙戦、相互非難が激化

2017年03月30日14時57分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
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  韓国では大統領選挙に向けて各党活動を活発化させているが、共に民主党や国民の党、正義党など、旧野党政党間の非難戦が激化している。

  民主党と国民の党は「タイヤ論争」で正面から対立している。国民の党の安哲秀(アン・チョルス)候補は29日、慶尚北道安東(キョンサンブクド・アンドン)を訪問した後の記者会見の中で、文在寅(ムン・ジェイン)キャンプの宋永吉(ソン・ヨンギル)総括本部長の「補助タイヤ」発言に関連し、「文候補ら本人が廃タイヤだと自白している」と厳しい忠告を与えた。宋本部長が前日、安候補の湖南(ホナム)選挙戦圧勝に対して「(湖南が)一種の補助タイヤ格として激励した」と述べたことに対する反撃だった。宋本部長は文候補については「本タイヤ」と主張した。

  朴智元(パク・ジウォン)国民の党代表も前日、宋本部長の発言直後、「文候補は大統領選挙期間にパンクした」とし「パンクしたタイヤは途中で廃棄するべき」とも述べた。

  国民の党と正義党間の舌戦も危険水位に達した。28日、魯会燦(ノ・フェチャン)正義党院内代表があるラジオ番組のインタビューで「安候補が合理的かつ理性的に判断するならば『今度はダメだ、次の選挙戦に出るべきかもしれない。今回ではなく』と、次回の大統領選(を考え、準備をすること)が理性的だ」と述べた。

  29日午前に開かれた国民の党最高委員会議は正義党に対する糾弾の場になった。文炳浩(ムン・ビョンホ)最高委員は「魯院内代表がいつから文在寅候補の護衛武士になったのか」と詰め寄り、金栄煥(キム・ヨンファン)最高委員も「過失だらけの文候補に一言も言えない進歩政党はどの国の進歩党だ。民主党覇権勢力の亜流ではないか怪わしい」と主張した。趙培淑(チョ・べスク)政策委議長はさらに踏み込んで「自党院内代表さえ当選を期待していない正義党の沈相ジョン(シム・サンジョン)候補はいくら温めて孵化しない無精卵」と非難した。
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