久保隼、世界戦は穂積勝負曲で挑む「あの静寂な曲で入場して勝ちたい」

2017年4月6日6時0分  スポーツ報知
  • エアロバイクでウェート調整のを行う挑戦者の久保

 ◆プロボクシング ▽WBA世界スーパーバンタム級タイトルマッチ12回戦 王者・ネオマール・セルメニョ―同級9位・久保隼(9日・エディオンアリーナ大阪)

 久保隼が偉大な先輩の勝負曲で初の世界戦リングに上がる。昨年引退した同ジムの元世界3階級王者・長谷川穂積氏(36)の入場曲だった「ワンス・ユー・ハド・ゴールド」を“継承”することが5日、分かった。アイルランドの女性歌手・エンヤの声が静かに響き渡る名曲で、長谷川氏が世界初挑戦した05年のウィラポン(タイ)戦など、3度の王座獲得時にいずれも使っていた縁起のいい曲だ。

 トランクスやシューズにこだわりはない久保だが、この曲は別。「中学生の時、長谷川さんの世界戦を見てカッコいいと思った。アップテンポな入場曲が多い中、あの静寂な曲で入場して勝ちたい」と燃える。長谷川氏は「僕に著作権はない。使うのは自由」とし「あの曲を使うからには僕を超えて世界4階級制覇しないと」と独特の表現でエールを送った。(田村 龍一)

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