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原寸大の“海軍機”並ぶ 宇佐市の「平和ミュージアム(仮称)」概要

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 宇佐市の戦争に関する資料館や遺構で構成する「平和ミュージアム(仮称)」について市は4日、展示物や建物の基本設計の概要を発表した。展示品のメインは宇佐海軍航空隊の主力機「九七式艦上攻撃機」などの原寸大模型。建設地周辺は戦争遺構が点在しており、一部を開館までに整備する。2020年度開館予定。

 市教委によると、ミュージアムは特攻基地になった同航空隊の歴史を後世に伝えるもので、資料館と周辺の遺構群で構成する。城井1号掩体壕(えんたいごう)(市内下城井)の隣接地(約2万2千平方メートル)に建設予定。周辺には「爆弾池」などの遺構が点在しており、資料館は拠点施設となる。
 資料館は鉄骨3階(延べ3300平方メートル)。1階は宇佐海軍航空隊について、「開隊」「訓練」「特攻」「空襲」のテーマ別に写真や軍服などの資料を展示する。原寸大の零式艦上戦闘機(幅約12メートル、長さ約9メートル、高さ約3・5メートル)などの機体模型を常設し、2階から見下ろせる構造。3階には滑走路跡を眺望できる展望デッキもある。
 この他、戦争前後の市の歴史に触れる展示室やショップ、カフェなども整備予定で、市民が日常的に利用できる施設を目指す。
 事業費(建設費、土地代など)は20億円程度。現在の市平和資料館(市内閤、13年オープン)は年間3万5千人で、ミュージアムは年間18万人の来館を目標にしている。
 今後、具体的な展示品や周辺の広場の整備計画などを詰めて、17年度中に実施設計を終え、18年度から建設予定。市教委社会教育課の佐藤良二郎課長は「平和の尊さ、命の大切さを訴える場所を目指すとともに、誘客できる施設にしたい」と話している。
※この記事は、4月6日大分合同新聞朝刊11ページに掲載されています。

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