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【群馬】

動物園の鳥インフル対策 サファリ解除、桐生も検討

 昨年末に国内で鳥インフルエンザが発生したのを受けて感染予防対策をとった動物園などのうち、「沈静化した」として既に対策を解除した施設がある。その一方で対策を継続している施設では、行楽シーズンを控え解除のタイミングを検討している。

 群馬サファリパーク(富岡市)の動物ゾーンでは、鳥類がいる「バードパーク」の営業を昨年十二月五日から休止していたが、二月十一日に入場を再開。バードパークで鳥を使った「フライングショー」も同十八日に再開した。広報担当者は「近県などで鳥インフルエンザが発生したので自主的な対策として営業を休止していたが、その後、沈静化したと判断した」と理由を説明する。

 桐生市が運営する桐生が岡動物園では、園入り口での消毒や子どもが動物と触れ合うサービスの休止などの対策を今も継続している。

 同園では昨年十二月四日から、子どもたちが鳥類やヒツジなどの動物と触れ合うことができる「こどもどうぶつコーナー」を休止。また、感染の恐れがある野鳥が施設内に入らないように目が細かい網をかけた。傷病鳥の受け入れも休止している。

 園では「お客さまと動物の安全を最優先する。また近県などで発生があれば対策を継続するのが前提」と強調する。ただ「いつまで続けるのかという意見もあると思う。行楽シーズンを控え、このまま問題がなければ四月末ごろに解除できるか検討している」という。 (竹島勇)

 

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