iPhoneやiPadを利用してクレジットカード決済できるAirPay(エアペイ)が、新規にiDとQUICPayの取扱受付を開始しました。
Airペイ公式リリースによる発表です。
株式会社リクルートライフスタイル(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:淺野 健)とカード事業を行う株式会社リクルートペイメント(本社:東京都中央区、代表取締役社長:塩原 一慶)は、カードも電子マネーも使えるおトクな決済サービス『Airペイ』が、2017年4月3日(月)より「iD」「QUICPay」の申し込み受け付けを開始したことをお知らせいたします。
※Airペイってなんだ?という方は、こちらの引用部分にも目を通しておいてください。ざっくり言えば携帯電話を使ってクレジットカード払いをお店に導入しちゃおう…というサービスのことです。
『Airペイ』は、主要国際ブランド6種のクレジットカードと、「Suica」「PASMO」など全国の交通系電子マネー9種がiPhone・iPadと決済端末一台で利用することができる決済サービスです。
現在、飲食店や美容サロン、小売り店を中心に導入が進んでおります。
Apple Pay利用者を狙った対応:
従来でもAirペイでは、VISAカードやJCBカードといったクレジットカード決済だけでなく、SuicaやPASMOなどの交通系ICカード決済まで可能…だったわけですが、これに加えてiDとQUICPayの取扱も出来るようになればApple Pay対策はもう万全。
- 従来:クレジットカード&Suica等の決済が可能
- 今後:カード&Suica等に加え、iDやQUICPayも可能
ご存知のように現在、Apple Payで使える電子マネーはSuica、iD、QUICPayの3種類のみなので、Airペイを導入すればそれだけですべてのApple Pay利用者を自店舗に取り込むことが可能になります。うーん、これは確かに魅力的ですね。
2017年夏頃から開始予定:
とはいえ、今回開始されたのはあくまでiDとQUICPay取扱の「申込受付」のみ。
実際にiDとQUICPay決済の取扱ができるようになるのは2017年の夏頃を予定しているとのことなので、Apple Payに完全対応しておきたいなら、早め早めに申込をしておいてもらえればなと思います(詳しくは下記公式サイトにて)。
気になるiDとQUICPayの決済手数料は?
最後に、気になるiDとQUICPayの決済手数料は…というと、これはどちらも3.74%で設定された模様。率直、やや高いかなーという印象はありますね。
なにせ下記のようにAirペイではVISAカードやマスターカードの決済手数料が3.24%に設定されているため、QUICPayやiDを使われてしまうと0.5%分の手数料が上乗せされてしまうということ。
- VISAカード:3.24%
- マスターカード:3.24%
- Suica:3.24%
- iD:3.74%
- QUICPay:3.74%
これだとお店として「Apple Payに完全対応したい!」という目的はあったとしても、なかなか導入しようという気にならないのかもしれません(iDやQUICPayの利用を断って、カード払いしてもらったほうがお得なため)。せめてJCB系のQUICPayはともかく、iDだけは3.24%にして欲しかったなと思います。
以上、iPhoneを使ってカード決済できるAirペイが、iDとQUICPayの取扱い開始へ!気になる決済手数料は3.74%に設定されるようです…という国内ニュースでした。
参考リンク:
スマホを使ったモバイル決済(mPOS)についてもっと詳しく知りたい…という方は下記記事も参考に。Airペイに加え、楽天ペイやSquareなどのモバイル決済のサービス内容を比較していますよ。