2012年12月に始まった「アベノミクス景気」が、1990年前後のバブル経済期を抜いて戦後3番目の長さになった。世界経済の金融危機からの回復に歩調を合わせ、円安による企業の収益増や公共事業が景気を支えている。ただ、過去の回復局面と比べると内外需の伸びは弱い。雇用環境は良くても賃金の伸びは限られ、「低温」の回復は実感が乏しい。
景気回復の期間を見る代表的な指標が景気動向指数だ。内閣府が7日に公表す…
2012年12月に始まった「アベノミクス景気」が、1990年前後のバブル経済期を抜いて戦後3番目の長さになった。世界経済の金融危機からの回復に歩調を合わせ、円安による企業の収益増や公共事業が景気を支えている。ただ、過去の回復局面と比べると内外需の伸びは弱い。雇用環境は良くても賃金の伸びは限られ、「低温」の回復は実感が乏しい。
景気回復の期間を見る代表的な指標が景気動向指数だ。内閣府が7日に公表す…
この記事は会員限定です。電子版に登録すると続きをお読みいただけます。
《春割》実施中!日経電子版が5月末まで無料!お申し込みはこちら