友人と話していていると、我々プリキュアファンが、深夜アニメ等のファンよりも「恵まれているな」と思う事があります。
しかしこれらを「当たり前の事」と、思ってはいけないと思うのです。
あくまで主観ですけれども
自戒を込めて。
- 毎年新作が作られる
プリキュアシリーズって存続のために基本「円盤の売り上げ」を気にする必要がないのですよ。
ブルーレイの売り上げが好調だから「1年後に、ようやく2期の制作が発表される」とかそういう世界では無く、今放送されているシリーズが終わったら、何事もなく翌週から新しいシリーズが放送されるのです。
しかもそれが、もう14年も続いている。
大人のファンが映像作品を買い支えなくても、続編が作り続けられる。
これは、深夜アニメのファンからすると「ものすごく羨ましい」らしいのです。 - 毎年映画がある。しかも2回
深夜アニメだと「好調だったアニメ」がようやく1年後に映画化され「映画化発表」が大ニュースになったりしますが、プリキュアの場合、春と秋に映画が必ず上映されます。
「プリキュア映画化決定!」の一報が発表されても「やったぜ!映画化だぜ!」ではなく「今年の映画はどんなんだろう」位なものです。
しかも年1回ではなく、春と秋、年2回も映画があるのです。これはドラえもんでもクレヨンしんちゃんでも成し遂げられてないのですよね。
年2回、大スクリーンでオリジナル映画が見られる幸せをかみしめましょう。 - アニメ中の立体物が容易に手に入る。
作中でプリキュアが使用するアイテムが放送と同時に立体化、商品化されます。しかもそれが全国どこでも、安価で買う事ができます。
プリキュアファンにしてみればあまりにも普通の事に見えるのですけど、コレも深夜アニメを主戦場にしている人からみると「かなり恵まれている」らしいのです。「リリカルなのはのレイジングハートが1/1で立体化した時は2万5千円もしたんだぜ・・」との事です。
- グッズが豊富
チョコに、グミに、カレーにふりかけ、ソーセージ。
ハンカチに歯磨き、シャンプーなどの生活用品。
ノートにえんぴつ、塗り絵に自由帳。
ガチャポンも沢山あります。
スーパーに行けば、必ずプリキュアを目にします。
食玩も多数発売され、けっこうなクオリティのフィギュアも「毎年」発売されるのですよ。しかも数百円レベルです。
最近よくある「カード付きのウエハースが出る」レベルでは無いのです。
全てのグッズを把握することは困難なレベルで沢山のグッズが商品化されています。
これもプリキュアファンが「恵まれている」環境の1つですよね。ありがたい事です。 - グッズ直営店がある。
東京、大阪、福岡にグッズの常設店「プリティストア」があります。そこでは子ども向けのプリキュアグッズの他、大人向けのオリジナルのグッズなんかも毎年多数発売されます。
「グッズ直営店があって、オリジナル商品が毎年作り続けれる。」
これが実現できるアニメシリーズってなかなか無いですよね。ガンダム関連や、京アニショップ位でしょうか。これも結構すごい事ですよね。 - 全国放送である。
プリキュアは基本「全国放送」*1です。
毎週、日曜日の朝8:30。
全国一律、同じ時間に放送されます。
地域によって放送時間、曜日が変わることもないので、ツイッターでの実況なんかもやりやすい環境ですよね。早起きも出来ますし。
そんなのがもう、14年も続いています。 - 大人向け商品、イベントも結構充実している。
女児向けアニメといえども、フィギュアーツなどの大人向けフィギュアも発売されますし、(12年の歳月を経てようやくスプラッシュスターのフィギュアーツが発売される位には市場が成熟しています。)
映画の公開時には「深夜の最速上映イベント」、2017年3月には「プリキュアドリームナイト!」と称した、夜9時から明け方6時まで、途中声優さん、関係者のトークショーをはさみつつ、プリキュアの映画をひたすら上映するイベントなんかも開かれました。その他、有志によるイベントも各地で多数開かれる等、意外と、プリキュアは大人向けイベントも充実していたりするのです。(かわいい衣装が多いせいかコスプレ界隈も盛り上がっていますよね)
以上、我々プリキュアファンが深夜アニメを主戦場としているアニメファンよりも「恵まれているな」と感じる事をいくつかあげました。
しかしこれを「当たり前」と思ってはいけないのですよね。
これらの事が実現できているのは、プリキュアが玩具を始めグッズ販促アニメの側面があり、
「プリキュアのメインターゲットが小さな女の子とその親」だからだと思うのです。
自分は、その事を忘れず、いつも心に留めつつ、
これからもプリキュアを楽しんでいきたいと思います。
(おわり)
*1:(遅れネットの鳥取県・島根県・宮崎県および、ANNフルネット局が所在しない山梨県・富山県・福井県・徳島県・高知県・佐賀県の方ごめんなさい)