同性カップルを「養育里親」に認定 大阪市

さまざまな事情で実の親元で暮らせない子どもを一定期間、預かり育てる「養育里親」に、大阪市が市内に住む男性のカップルを認定したことがわかりました。厚生労働省によりますと、同性のカップルが養育里親に認定されたのは全国で初めてではないかということです。
大阪市によりますと、市内に住む30代と40代の男性のカップルから、里親制度のうち、養子縁組を結ばずに一定期間、子どもを預かり育てる「養育里親」になりたいという申し出を受けました。

大阪市は、2人に対し、児童相談所による調査や制度についての研修を行い、専門家による審議会で審査を行ったうえで、去年12月、養育里親に認定したということでです。
認定を受けて男性カップルは、子ども1人を預かって育てているということです。

大阪市は、「養育里親になる要件には性別に関する規定はなく、今回のケースは『里親の認定要件を満たしていて、里親として適切である』という審議会の答申を受けて認定を決めた」と話しています。

厚生労働省によりますと、同性のカップルが養育里親に認定されたのは全国で初めてではないかということです。