記事詳細
【軍事ワールド】
北朝鮮をめぐる“危険” 米は武力行使まで言及も「日本も無傷では済まない」 内部崩壊の可能性も
また金氏の“除去”も、そもそも居場所を特定するのが極めて困難なために、移動式ミサイル発射車両に対するのと同様に、空爆だけでは有効打とはならない可能性を指摘している。
そして「北」の反撃は
一方、「北朝鮮が(軍事的に)大打撃を受けても黙ったままと見る向きは皆無だ」ともBIは強調する。予想される北朝鮮の反撃は、韓国に重大な影響をもたらすという。ミサイル発射施設や移動式車両がほとんど破壊された後でも、残ったわずかなミサイルで北朝鮮は反撃に出るだろう。
また38度線の非武装地帯(DMZ)をまたいで、北朝鮮から韓国の首都ソウルまでの距離は約50キロ。北朝鮮軍はミサイルより圧倒的に安価で大量配備できるロケット砲を多数配備し、山間部に掘った横穴に潜めているとされる。こうしたロケット砲による反撃は無視できない重大なものだ。「ソウルには大規模な防空壕があるため迅速に市民を守れるが、都市機能の被害は避けられない」とBIは分析する。
また、DMZの地下を掘り進んだ秘密の「南侵トンネル」を使って、地上軍を韓国に侵入させるとし、「米地上軍はDMZ周辺地域で戦う可能性が最も高い」と指摘する。つまり北朝鮮領内に米陸軍の主力部隊が侵攻することはなく、韓国の守りに徹するとしている。
このニュースの写真
関連トピックス
関連ニュース
- 【軍事ワールド】脆弱すぎる韓国軍のセキュリティー 軍拠点に“不審者”が堂々進入 「平和なランボー」の顛末は…
- 「ソメイヨシノは韓国原産」のトンデモ論を暴く…それは「イタチがカナブンと交尾、サンマを産む」に等しい!?
- 【軍事ワールド】新たな「陸の主役」機動戦闘車 関西で初公開 戦車にないメリットが続々
- 【軍事ワールド】「狂犬」と「狂人少佐」の不思議な関係 3日来日のマティス国防長官、実は… 名将にあだ名あり(3)完
- 【軍事ワールド】F-35 トランプ氏発案の値下げはどうなった? 将来は? 日本生産分1号機も〝完成〟
- 【軍事ワールド】中国を圧倒した最強の米空母「ビッグE」退役 約束された“復活”はいつ…