「迷駅」と呼ばないで JR東海社長が苦言
「迷駅」と呼ばないで--。JR東海の柘植康英社長は5日の定例記者会見で、名古屋駅の略称をもじったメディアの皮肉な表現に対し、「分かりにくいのは確かだが」と言いつつ、「地元の(悪い)イメージが全国にすり込まれる」と苦言を呈した。
同駅周辺には名鉄や近鉄、地下鉄などが乗り入れている上、地下街が複雑に入り組んでいて乗り換えにくい。名古屋市が10年後のリニア中央新幹線開業に合わせて再開発事業を進めており、乗り換え専用空間を設けるなど「迷わない駅づくり」を目指している。
柘植社長は「(再開発を)もう少し早くした方がよい」と話し、「脱迷駅」に期待を寄せた。【黒尾透】