共産 書記局長 教育勅語の政府答弁書「危険な姿勢の表れ」
共産党の小池書記局長は記者会見で、政府が教育勅語を憲法などに反しないような形で教材として用いることまでは否定されないとする答弁書を閣議決定したことについて、「安倍政権の危険な姿勢が表れており、許されない」と述べ、批判しました。
政府は、戦後、衆参両院が排除や失効の確認を決議した教育勅語について、先の閣議で、教育の唯一の根本とするような指導を行うのは不適切だとする一方、憲法や教育基本法などに反しないような形で用いることまでは否定されないとする答弁書を決定しました。
これについて共産党の小池書記局長は記者会見で、「異常な閣議決定だ。教育勅語の根本が、基本的人権を定めた憲法や、教育基本法に反するとして、国会で排除の決議をしたわけで、『いいものがあるから、そこは使いましょう』というのは、全く間違った議論だ」と指摘しました。そのうえで小池氏は「安倍政権は、安全保障法制を強行し、『共謀罪』も進めるなど、戦前の戦争へと進んでいった政治に対する反省がない。安倍政権の危険な姿勢が表れている」と述べ、批判しました。
また、民進党の野田幹事長も「片言隻句を見ると、共感する人はいるかもしれないが、トータルでは、主権は君主にあるとする『主権在君』であり、教材とすることが本当によいのか慎重に検討しないといけない」と述べました。
これについて共産党の小池書記局長は記者会見で、「異常な閣議決定だ。教育勅語の根本が、基本的人権を定めた憲法や、教育基本法に反するとして、国会で排除の決議をしたわけで、『いいものがあるから、そこは使いましょう』というのは、全く間違った議論だ」と指摘しました。そのうえで小池氏は「安倍政権は、安全保障法制を強行し、『共謀罪』も進めるなど、戦前の戦争へと進んでいった政治に対する反省がない。安倍政権の危険な姿勢が表れている」と述べ、批判しました。
また、民進党の野田幹事長も「片言隻句を見ると、共感する人はいるかもしれないが、トータルでは、主権は君主にあるとする『主権在君』であり、教材とすることが本当によいのか慎重に検討しないといけない」と述べました。