どうも!こばやしです。
読んでみた子育て本のなかから「いいな!」と思った理論だったり、方法を取り上げてみるこのシリーズ。
第6回目は、「子どもの決断力」について。
もちろん、実際に子育てした経験が無いわけですから、人に勧めたりはできません。
むしろ「これはイマイチだったよ」とか「これは意識して本当に良かった」などの反応をいただけると嬉しいです。
よく、子どもは無限の可能性を持っているって言いますよね。
「なろうと思えば、何にでもなれる」なんて言葉は、教育現場ではかなり使われているでしょう。
でも、実際にはそんなことはなく、なれるものには限りがあります。
たった1度の人生ですから。
今回はメンタリストのDAIGOさんの著書、子育ては心理学でラクになる(Amazonリンク)から「子どもの決断力」について取り上げます。
選択をさせれば、決断力がある大人になる
可能性とは、無限の状態からしぼり込み、そこに「道」を見つけること。
そのために必要なのが、先にもお伝えした「選択と決断」に他なりません。
~中略~
無限に広がる可能性という荒野から、ひとつずつ選択肢をしぼりこみ、自分が進むべき道を選ぶことは、子ども本人にしかできないことです。
得てして親は、「子どもにはわからない」と言って、本来は子どもがやるべき「選択」という重要な作業を取り上げてしまうのです。
これは大きな間違いです。
子どもが大きくなるにつれて、将来の夢を持つときが必ずやってきます。
また、進学や就職といった人生の岐路にも直面します。
私は「決断を人に委ねること」が、人間として一番やってはいけないことだと考えています。
自分で決めたことには責任を伴います。
失敗したときや苦しいときも「自分が決めたことだから」と踏ん張れるものです。
これが親に言われて始めたことだと
「親に言われて仕方なくやっているだけ」
「なんで頑張らなきゃいけないんだろう…」
といった思考になりがちです。
ですから親としては、子どもの可能性を親が狭めてしまわないように気をつけないといけません。
「自立して生きることができる人間にする」という、子育て本来の目的から大きく踏み外すことになってしまいます。
子どもの人生ですもん。
ただ頭ではわかっていても、ついつい手を出してしまう親ってけっこういると思うんですね。
その一方で、「自主性を重んじるから」と言って一切口出ししないのも、親としては手抜きだとDAIGO氏は著書のなかで述べています。
さてさて、では親はいったいどうするべきなのでしょうか。
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「選択肢」を子どもに示す
子どもの前には無限の可能性が広がっています。
その可能性の荒野で迷子にさせないために、親は「選択肢を子どもに示す」という役割があります。
例えば、「理科が得意で好き」な子がいたとします。
そんなときに、親はどういう立ち位置でいるべきか。
AとBの2つのパターンを紹介します。
■Aパターン
(親)大学は理系だね→(子)そうだね
(親)理系だったら最高峰は医学部じゃない?→(子)そうだね…
(親)なら、お医者さんを目指そうか
=親の選択を押し付ける結果に
■Bパターン
(親)自然科学と化学ならどっちに興味がある?→(子)うーん…どっちかな
(親)自然科学だったら、生き物関係と環境関係があるね→(子)そうだね
(親)どっちが好き?→(子)生き物が好きだから、自然科学かなー
=最終決定は子どもにまかせる
Aの選択肢の示し方では、子どもに質問してはいますが結局は、親の意思が先行しています。
理系の最高峰は医学部だね?という質問は、反論の余地がありませんから。
対してBは、大事なところは子どもに選ばせていますね。
迷ったときには、子どもに選択するためのヒントを与えるにとどまっています。
どちらが子どもの可能性を広げ、夢を応援しているかは明白ですよね?
また、子どもが迷っているときに親が「好きにすれば?」と突き放してしまうのもいけません。
親としてはいつだって、子どもを全力で応援してあげたいもの。
話を聞いてあげたり、「理科が好きになったきっかけは?」といったように問いかけるのもいいですね。
好きになったきっかけを掘り下げることで、未来を選択するヒントになるかもしれません。
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まとめと感想
さてさて、今回の話はメンタリストのDAIGOさんの著書に書いてあったものです。
子育ては心理学でラクになる(Amazonリンク)
子どもの人生を安全で安心なレール(親から見て)に乗せることは正しいことなのでしょうか。
親の言うことを拒否し切れない子は「あきらめる」という行為に出ます。
その結果、納得がいく生き方が出来るのでしょうか。
もし後悔が残るのであれば、それほど残酷なことはありません。
自分はそんな親にはならないとは思うけど…
子どもを想うあまり、大事なことを見失ってしまわないように気をつけたいですね。
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