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境界迷宮と異界の魔術師 作者:小野崎えいじ
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番外311 迷宮と魔術師の少女と

 グレイス達は馬車で先に移動していたが、帰る前にタームウィルズの各所の説明ぐらいはしておこうとあちこち回りながら、エレナに特色などの説明をしていたらしい。
 報告を終えて戻ってきた俺と東区で合流。これから中央広場にいって、そこからフォレスタニアに向かう、というわけだ。

「北区はお店が沢山あって、時間のある時にじっくり見てみたい場所でした」
「でしたらお勧めの良いお店がありますよ。今度紹介します」

 と、和やかな会話を交わしているグレイス達とエレナである。そうだな。女性陣で交流して打ち解ける時間も必要だったということだろう。

「ありがとうございます。それは楽しみですが……私があまり出歩くのも、拙いような。持ち合わせも、その……心許ないところがありますし」
「確かに、一人で出歩くのは不用心かも知れませんが。護衛がいれば大丈夫かなとは思いますよ。持ち合わせに関しては……そうですね。何もせずにというのが気にかかるなら、工房の仕事を少し手伝ってもらうというのはいいかも知れませんね」

 こちらに視線を向けてきたので、そんな風に答えておく。

「それは良い考えね。工房なら、こちらとしても安心だし、外を出歩くこともできるものね」

 と、クラウディアが微笑むと、マルレーンがこくこくと頷く。
 エレナの私物は非常に少ない。件の魔術師はエレナが目覚めた後の事に備え、宝石類のように出自が分かりにくく、換金できそうな品々を小さな袋に入れて少しだけ持たせていたようだが、換金して当分の間を凌ぐことはできても先々の事を考えると潤沢な資金とは言えまい。

 とは言え、彼女の師としてはエレナ自身が魔術師だから、技能を活用すればある程度は自活可能だろう、ぐらいの計算はあったかも知れない。こちらとしても魔法技能を持つ者として、工房の仕事を手伝ってもらうようにすれば、助かるわけだし。

 保護していると言っても、行動の自由を制限したいわけでもないしな。例えば城に身を隠し続けるというのは精神的にもよろしくないだろう。

 護衛という俺の言葉を受けてマクスウェルが核を明滅させたり、馬車の窓から顔を覗かせたコルリスや、座席の足元で座って待機していたラヴィーネが頷いて、任せてくれという雰囲気を出しているが。エレナはそんな光景に、少し表情を綻ばせていた。

「王城はどうだったのかしら?」

 ローズマリーが尋ねてくる。

「今回の件はこっちに一任してくれるってさ。蔵書も……この通り、色々預かってきた。まだ全部見たわけじゃないけど、ドラフデニア王国やシルヴァトリア王国で編纂されたものもあるみたいだね」
「各国の資料に触れて、多角的な面から判断の材料にして欲しいということでしょうね」

 そうだな。特にエレナの場合、現時点では出自が不明だから。幾つかの資料にあたって客観的に情勢を分析するというのは必要だろう。

 そんな話をしながら俺達の乗った馬車は迷宮入口前の広場に到着する。みんなで降りて、フォレスタニアに向かう前に、広場についても色々エレナに説明していた。

「ん。あれがさっき言ってた境界劇場。イルムヒルトも演奏してる」
「ふふ。テオドール君が魔法建築で作ったのよ」
「私も手伝ったんだよ!」
「造船所や温泉も、でしたか。凄い規模の魔法建築ですね……」

 シーラとイルムヒルト、セラフィナの説明にエレナが劇場を見上げて呟くように言う。

「迷宮前の広場は劇場もそうですが、月神殿、市場に冒険者ギルドもあって、タームウィルズでも一番活気がある場所ですよね」
「そうね。私も、タームウィルズでは一番好きな場所かも知れないわ。冒険者達の姿を見ているとわくわくしてくるっていうか」

 アシュレイがそう言うと、ステファニアが微笑んで答えていた。
 そうして、みんなで月神殿から迷宮入口に降りていく。
 迷宮内に俺の領地と聞いて驚いていた様子のエレナであったが、それでもこれから初めて迷宮に降りるという事で、些か緊張している様子だ。

 石碑から光に包まれ、フォレスタニアに飛ぶ、と。光が収まったところで光景が一変する。湖畔を一望できる塔の上からの景色。エレナからは「わあ……」という素朴な声が漏れていた。反応が些か子供っぽいものだったと思ったのか、少し頬を赤らめて咳払いなどしていたが。

「すごい、ですね……。想像していたのと違いました」
「ギルドの職員に話を聞いたのですが、訪問する前は暗い雰囲気なのではないかと思っていた方も多かったようですね」

 近頃は事前に正しい情報も広まっているらしく、そういう話も減ってきているそうだが、予備知識のないエレナにとっては新鮮だろう。

 フォレスタニアの各種設備を案内しながら居城へ向かう。エレナの警戒感も大分薄れてきたのか動く通路に驚いたり、湖畔の底に目を奪われたりと、あちこちで年相応に素直な反応を見せていた。

 居城に到着し、まずは迎賓館の一室に案内する。
 改造ティアーズにも慣れてきているようなので、引き続きエレナの護衛として近くにいてもらう、というのが良さそうだ。とかく環境がコロコロ変わるというのは、意外にストレスになったりする。慣れてきたものが近くにあるというのは、案外重要だろう。

「城の一角に――月女神の祭壇がありますので、棺はそこに安置しておくことにしましょうか」

 状況が安全だと分かれば、然るべき土地に埋葬に向かうことも出来るかも知れないが、一先ずは暫定的な措置、ということで。

「ありがとうございます。師も感謝しているかと」

 と、エレナに折り目正しくお辞儀をされる。

「いえ。城には大書庫もありますので……調べものはそこでできるよう、城のみんなにも通達しておきます。部外者立ち入り禁止という区画もありますが、その場合はティアーズが止めてくれるでしょう」

 そう言うとティアーズが任せて欲しいというように涙滴型の身体を縦に動かし、エレナが微笑んでいた。うむ。

「荷物を置いたら、早速書庫で歴史書を読み解きたいのですが……構わないでしょうか?」
「分かりました。何か分からない事があれば質問にも答えられるようにしておきますね」



 というわけで――エレナは大書庫で歴史書を読む作業に移った。
 俺は俺で、フォレスタニアの一角を少し改造し、マギアペンギン達用の水晶湖と繋がる橋とゲートを作ったり、予定されていた作業を進める。
 エレナから何か質問があれば水晶板モニターでのやり取りでの受け答えが可能だが、俺も仕事があるので、そのあたりはローズマリーやステファニアが任せて欲しいと請け負ってくれた。

 迷宮核に向かい、居城の一角より湖の上に橋を伸ばし、そこに兵士の詰所とゲートを作る。城に建築様式を合わせ、今までの建築物と調和のとれたものにする、という具合だ。
 そうして建築物を作り終えたら転移魔法でフォレスタニアに戻ってきて、水晶湖との行き来が出来る事を確認。氷の神殿に向かい、転移門でティールと共に南極に顔を出す。

 すると、マギアペンギン達が俺達の訪問を察したのか、コロニーからひょこひょこと顔を出してくれた。

「ああ。こっちは無事にフォレスタニアに帰れたから、その事を知らせに来たんだ。いつでも遊びに来てくれて構わないから」

 そう言うと、マギアペンギン達も嬉しそうに鳴き声を上げていた。
 難破船の事を教えてくれたペンギン達もいて、大丈夫だったのかと聞かれたので、一先ず船に危険なものはなかった、と伝えておいた。内部にはめぼしいもの何も残されていないという状態なのでペンギン達が立ち入っても問題ないし、今後もあれを探知して人がやってくる、ということもあるまい。

 その事を説明すると、マギアペンギン達も安心したのか嬉しそうに声を上げていた。何やら平和が一番、と顔を見合わせながら言っているので、俺としても笑みが漏れてしまうところがあるが。

 そうだな。確かにそうだ。というわけで南極へのティールの仲間達を探す旅に関しては、これで一先ず一件落着というところだろうか。

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