人工知能(AI)を用いて音楽を生成できるAmper Musicというサービスが、いろいろと便利そうだったので紹介です。
例えば、次のような曲なら、1分とかからずAIに作ってもらって利用することができます。
映画の効果音楽みたいなものも作れます。
以下では、「Amper Musicの簡単な使い方」についても説明したいと思います。
Amper Musicとは
Amper Musicは、「作成したい音楽ジャンル」と「曲の長さ」を指定すれば、AIがオリジナル曲を作曲してくれるサービスです。
作成した曲は、テンポを変えたり、楽器を追加したりと後からも編集できるようにもなっています。
また、このAmper Musicで作成した曲は、著作権フリー(一部条件付き)で利用できます。
Amper provides you with a global, perpetual use and royalty free license, with no conditional or unexpected financial expenses.
詳しいライセンスは以下を参照してください。
ちょっとした自主制作映像・ゲームの、シーンに合わせた音楽の作成には、費用もかからず便利そうです。
Amper Musicの使い方
Amper Musicを利用するには、サインアップ画面から無料登録をする必要があります。
新しいプロジェクトを作る
アカウントを作成してログイン後、以下の画面が表示されるので「Create New Project」をクリックします。
すると「Simple」と「Pro」の選択画面が出るので「Simple」を選択します。
曲のジャンルを選択する
すると、以下のような選択肢が出るので、曲のジャンルを選びます。
- Classic Rock(クラシックロック)
- Modern Folk(モダンフォーク)
- 90’s Pop(90年代ポップ)
- Cinematic(映画音楽)
僕は今回、「90年代POP」を選択しました。
曲調を選択する
次に以下の選択項目の中から、曲調(ムード)を選びます。
- Brooding(陰気)
- Driving(ドライブ)
- Exciting(興奮)
- Happy(幸せ)
- Playful(陽気)
- Reflective(黙想的)
- Sad(悲しい)
- Tender(優しい・柔らかい)
とりあえず楽しい曲が良いので「Happy」を選択しました。
曲の長さを選択
最後に、曲の長さを入力します。
曲の長さは、自由に入力することができます(デフォルトは30秒)。
作曲する
曲の長さを設定したら「RENDER MUSIC」ボタンを押して作曲を開始します。
作曲中は、以下のような画面になるのでしばらく待ちます。
曲が完成すると、以下のような画面が表示されます。
再生ボタンを押すと曲が再生されます。その他の主要な機能は以下のようになっています。
曲のダウンロードでは、「MP3」と「WAV」を選択してファイルをダウンロードすることができます。
その、作成したMP3ファイルが以下になります。
Happy 90’s Pop 1:30
プロモード
「SWITCH PRO」ボタン押すと、さらなる細かな編集ができます。
作成した曲の細かな調整も行うことができます。
いろいろと曲を作ってみた
試しに、それぞれのジャンルで人工知能に音楽を作ってもらいました。
エキサイティングクラシックロック
Exciting Classic Rock, 01:30.00s
悲しいモダンフォーク
Sad Modern Folk, 01:30.00s
陽気な90年代ポップ
Playful 90’s Pop, 01:30.00s
ダークヒーローっぽい映画音楽
Dark Heroic Cinematic, 01:30.00s
まとめ
こんな感じで、いともたやすく好きな長さの音楽を作ることができます。
僕のような音楽素人からすると、「ドラマのワンシーンに、ポンと利用されていても全くわからない」といった印象です。
映画音楽なども、自主制作映画・ゲームとかでの利用なら、十分実用に足るのではないかと思います。それでいて、著作権フリー(一部条件あり)なので財政的にも優しい。
というわけで、「映像作品を作りたいけど、音楽は作れない」なんて場合は、シーンに合わせて時間も調節できるので、結構重宝するのではないでしょうか。気に入らなければ.すぐさま再生成することもできますし(1日に作成できる回数には制限があります)。
もちろん、人がしっかり作ったものには敵わないかもしれませんが、それなりのクオリティーの音楽が手に入ると思います。
サイト Amper Music