4スタンス理論には、
AタイプとBタイプ、1タイプと2タイプの他に
「クロスタイプ」「パラレルタイプ」があります。
A・Bタイプは前後、1・2タイプは左右で分類されます。
しかし、
このクロスタイプとパラレルタイプは、
異次元の違いほどの、感覚の違いがあります。
正反対と思える
「A1タイプと B2タイプ」「A2タイプと B1タイプ」ですが、
それぞれに 共通点もあるのです。
A1タイプとB2タイプは「クロスタイプ」、
A2タイプとB1タイプは「パラレルタイプ」に属します。
クロスタイプとパラレルタイプの特性
試しに、
ランニングする時の、腕振りをしてみてください。
クロスタイプは、身体の前で腕を交差させて振ります。
対して、パラレルタイプは、
右手が右肩の前、左手が左肩の前に、直線的に腕を振るんです。
クロスタイプの特性
クロスタイプは、身体を斜めに使い、
左から右、右から左へと身体の入れ替えを行うのが最大の特徴です。
<img src=”http://msm-c.net/img/4stance_crosstype-s.gif” width=”200″ height=”200″ alt=”クロスタイプ” style=”border: double;” />
そのために、
獲得した軸を、前後もしくは左右に移動します。
軸を移動させる事で、
身体がスムーズに回転し、大きな可動域を得られます。
胸側の感覚
クロスタイプは、「胸側」の感覚がとても重要で、
胸側に「たわみ」があることで、
安定の中に、リラックスが得られます。
クロスタイプは「うねり」
クロスタイプは、「うねる」ことが重要です。
「うねり」を失うと、
体幹の可動域が極端に減ってしまって、
タメができなくなり、固くて単調な動きとなってしまいます。
パラレルタイプの特性
パラレルタイプは、
身体の中心線がブレないように、
右側と左側を出し入れするのが最大の特徴です。
<img src=”http://msm-c.net/img/4stance_paralleltype-s.gif” width=”200″ height=”200″ alt=”パラレルタイプ” style=”border: double;” />
そのために、獲得した軸を移動させずに、
その場でスピンするように 身体を入れ替えます。
こうする事で、
身体がスムーズに回転し、大きな可動域を得られます。
背中側の感覚
パラレルタイプは、「背中側」の感覚がとても重要で、
肩甲骨を少し近づけるよう 意識すると、
安定の中に、リラックスが得られます。
パラレルタイプは「しなり」
パラレルタイプは、「しなる」ことが重要です。
「しなり」を失うと、
体幹の可動域が極端に減ってしまって、
身体のキレを失った、リズム感のない動きとなってしまいます。
クロスタイプとパラレルタイプの世界観
クロスタイプとパラレルタイプの違いは、
「イメージが湧かない」どころか、
「言っている意味がわからない」ぐらいの違いがあるんです。
クロスタイプの「ゆったりとした曲線的な動き」に対して、
パラレルタイプは「シャープで直線的な動き」になります。
アドバイスをする時も…
クロスタイプは、「身体を丸く使う」とか、
「直線的に使わない」などが受け入れやすいです。
パラレルタイプは、「身体を起こして使う」とか、
「真っ直ぐ振る」などが受け入れやすいでしょうね♪
前と後ろ、右と左の違いではなく、
異次元の感覚の違いと言っても、言い過ぎではありません。
この世界観を知ることは、
「自分らしさを引き出す重要な鍵」となります。