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【芸能・社会】勘九郎→阿部サダヲで主演リレー 19年クドカン大河「いだてん」2017年4月4日 紙面から
オリンピックを題材に、人気脚本家の宮藤官九郎(46)が手掛ける2019年のNHK大河ドラマの発表会見が3日、東京・渋谷の同局で開かれた。タイトルは「いだてん〜東京オリムピック噺(ばなし)〜」。歌舞伎俳優の中村勘九郎(35)と、俳優の阿部サダヲ(46)がリレー形式で主演する。大河で近現代史が描かれるのは「いのち」以来33年ぶり。主演リレー作品は「葵 徳川三代」(2000年)以来19年ぶり3度目となる。 1964年の東京まで、五輪のルーツをひもとく激動の52年間が大河ドラマとなってお茶の間に届けられる。ドラマ前半に脚光を浴びるのは、勘九郎が演じる金栗四三さん。12年のストックホルム大会にマラソン代表として日本人初の五輪出場を果たし、指導者としても後に箱根駅伝を創設した偉大な韋駄天(いだてん)だ。 勘九郎は「歴史ある大河ドラマに、宮藤さんの本で阿部さんと出られるのは本当にうれしい。誇りに思います」と喜びを語った上で「金栗さんを演じるにあたって、マラソンの体にしないといけないし、(日焼けして)黒くしないと。あと(金栗さんの出身地の)熊本弁を一から勉強します」と役作りを誓った。 亡き父・勘三郎さんも五代目「勘九郎」を名乗っていた99年、「元禄繚乱」に主演しており、緒形拳&緒形直人以来となる史上2組目の親子大河主演。「素直にうれしいです。もし父が存命だったら? 『自分も出せ!!』って言うんじゃないですかね。『俺は(金栗さんの)晩年をやる!!』と宮藤さんのところに直談判しに行くと思う」と思いをはせていた。 阿部が演じるのは新聞の政治記者をしながら指導者として日本水泳の礎を築いた田畑政治さん。第2次大戦後、日本スポーツ界の国際復帰を成功させ、64年の東京五輪実現に大きく貢献した。 今年の大河ドラマ「おんな城主 直虎」で徳川家康役を演じている阿部は宮藤作品の常連。「(田畑さんは)『カッパ』と呼ばれていたんですよね? 映画(05年公開の『妖怪大戦争』)でもカッパ役をやったので、何をやっても大丈夫!!」と笑わせた。 大河ドラマ初の4K制作も見どころだ。 ◆脚本クドカン 笑わせます宣言脚本の宮藤は「聖火リレーじゃないですけど、一人の夢がここまでしかいけなかったら次は後輩に託す。それがマラソンから水泳になってもいいじゃないかと。4年に1回来る大会に己の夢を託すことが1964年につながり、2020年につながるという話にしたかった」と主演をリレー形式にした理由を説明。ユーモアたっぷりの“クドカン節”について問われると「笑えるところ? あると思います。(そんなに入れて)いいのかなっていうぐらい。大丈夫です!!」と予告した。 <金栗四三(かなくり・しそう)> 1891(明治24)年8月20日生まれ、1983(昭和58)年11月13日没。熊本県出身。12年ストックホルム五輪に初参加した日本選手団の一員としてマラソンに出場したが、レース途中に日射病で意識を失い行方不明に、目を覚ましたのは翌朝だった。20年アントワープ五輪で16位、24年パリ五輪は途中棄権。67年にストックホルム五輪55周年式典に招待されて「ゴール」を果たし、「54年8カ月6日5時間32分20秒3」の記録は世界中で称賛された。箱根駅伝の開催に尽力、日本マラソン界の発展に寄与し、「マラソンの父」と称された。 <田畑政治(たばた・まさじ)> 1898(明治31)年12月1日生まれ、1984(昭和59)年8月25日没。静岡県出身。東京帝国大学を卒業後、東京朝日新聞(現朝日新聞)に入社。新聞記者のかたわら、水泳指導者として活躍。32年ロサンゼルス五輪は日本代表監督、48年には日本水泳連盟会長に就任、東京五輪招致に尽力した。73〜77年は日本オリンピック委員会(JOC)会長を務めた。 PR情報
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