IPA、産業サイバーセキュリティセンターの運用を開始 - 模擬プラント演習なども
情報処理推進機構(IPA)は、2月に発表した産業サイバーセキュリティセンターの運用を開始した。重要インフラや産業基盤に対するサイバー攻撃への防御力強化を目指し、活動を展開していく。
センター発足後の組織図(図:IPA)
同センターでは、社会インフラや産業基盤へのサイバー攻撃に対する防御力を高めるため、人材育成や制御システムの安全性検証、攻撃情報の調査、分析などを行う。
なかでも人材育成事業では、7月より「中核人材育成プログラム」を開始する予定。
情報系システムから制御系システムまでを想定した模擬プラントを設置。安全性の検証や早期復旧の演習を行う。
社会インフラや産業基盤事業者において、必要なセキュリティ対策を判断できる人材の育成に向けたプログラムを提供するほか、経営層や部門長、責任者に対してサイバーセキュリティ対策の必要性を啓発するトレーニングプログラムを提供していく。
(Security NEXT - 2017/04/03 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
制御システム向け「FortiGate Rugged」に新モデル - 寒暖差激しい環境にも対応
カスペ、ゲーム型のサイバー攻撃対策演習にオンライン版
組込機器やIoTシステム向けに「KasperskyOS」 - ポリシーで動作を限定
IPA、重要インフラや産業基盤分野のセキュ人材育成で受講者募集
セキュ月間が開始、3月18日(サイバー)まで - キャッチフレーズは「#サイバーセキュリティは全員参加!」
重要インフラのセキュリティ対策に関する行動計画案 - パブコメ実施
IPA、セキュリティ人材確保に向けたシンポジウム - エストニア元大統領や米サイバー軍元司令官も登壇
政府、重要インフラの分野横断的な演習を実施 - 約2000人が参加
アズビル、インフラや制御システム向けマルウェアセンサーを発売
日立システムズ、制御システムに特化したセキュリティサービス