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子供たちの「墓」設置 シリア内戦で犠牲

EU本部の前に設けられた、シリア内戦で命を落とした子供の「墓地」=2017年4月3日、八田浩輔撮影

 【ブリュッセル八田浩輔】欧州連合(EU)本部前に3日、シリア内戦で犠牲になった子供たちの「墓地」が設置された。5日にブリュッセルで開かれるシリア支援を巡る国際会議を前に、戦下で暮らす子供への支援を呼びかける国際NGO「セーブ・ザ・チルドレン」が企画した。

     小さな「墓標」には命を落とした子供の名前と年齢が刻まれた。同NGOによると、シリアには生まれてから内戦しか知らない子供が300万人以上いる。担当したジャクリーン・ヘイルさんは「学校ですら安全は守られていない。子供たちは過剰な精神的ストレスにさらされ、手遅れになる前にメンタルヘルス分野への支援が必要だ」と訴える。

     国連児童基金(ユニセフ)によると、シリアでは昨年1年間で少なくとも652人が死亡し、子供の被害確認を始めた2014年以降で最悪となった。255人は学校の敷地内やその近くで被害にあった。前線で戦闘に加わる例も報告されている。

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