SUSEが「Container as a Service Platform 1.0」のベータ公開を開始。コンテナ用の「SLE MicroOS」も登場
Linuxディストリビューションなどで知られるSUSEは、コンテナベースのアプリケーションを実行し運用するプラットフォーム「Container as a Service (CaaS) Platform 1.0」以下(CaaS Platform)のベータ公開を3月30日に開始したことを発表しました。
CaaS PlatformはコンテナのホストOSとして、SUSE Linux Enterprise Serverをベースにコンテナ用に開発された「SUSE Linux Enterprise MicroOS」(SLE MicroOS)を採用。コンテナのオーケストレーションツールとしてKubernetesを採用し、構成の自動化についてはSaltStackを使うと説明されています。
SUSEは3月にHPEのOpenStackおよびCloud Foundryの事業資産を買収したことで、IaaSとPaaSにまたがる幅広いクラウドプラットフォームのビジネスを大幅に強化しました。
同社は以前からミドルウェアやアプリケーションの領域には手を出さず、Linux OSを中心としたプラットフォームベンダに徹しています。同社はこの路線を維持しつつ、CaaS Platformの開始によって、IaaS、PaaS、そしてコンテナプラットフォームと、クラウドの領域におけるプラットフォームベンダとしての戦略を強化していくことになると見られます。
タグ : Docker , SUSE , クラウド , コンテナ型仮想化
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