2017/04/03 19:22 その他
元県知事の大田昌秀さんがことしのノーベル平和賞の候補にノミネートされたとして関係団体が会見し、沖縄から広く平和を発信していきたいと訴えました。
会見したのは「平和の礎のマブイにノーベル平和賞を」実行委員会のメンバーら10人です。
委員会は主に「平和の礎」の建立に関わった人々や沖縄戦体験者にノーベル平和賞を贈りたいとノルウェーのノーベル平和賞委員会に推薦状を送るなどしていましたが、対象者が漠然としているなどとしてこれまで棄却されていました。
その後、ことし1月に臨時総会を開き、鉄血勤皇隊として沖縄戦を体験し、平和研究者としても活動する大田昌秀元県知事を県民の代表して選出したということです。
委員会がアメリカやオーストラリア、中国の大学教授ら13人の推薦状を送ったところ、ノーベル平和賞委員会に正式に受理され、先月上旬にノミネートの通知を受けたということです。
ノーベル平和賞の発表はことし10月に予定されていて、委員会は今後も大田氏のノーベル賞受賞に向け学習会を開くなどして広く平和を発信し続けたいとしています。