筋トレを本格的に始めてみたいけど、知識や経験もないしどうしていいかわからない…
そんな人に向けて初めての筋トレ入門編!ということでジム選びから必要な道具、トレーニングの内容から栄養摂取など効果的なトレーニングを行うための知識を紹介して行きます。
この記事は
- 筋トレで筋肉を大きくしたい(バルクアップ)
- 筋肉を出来る限り落とさずに体重を落としてバキバキになりたい(ダイエット)
- 筋力を高めて強い体を手に入れて健康的な日常生活を送りたい
といった目的の人におすすめです。
今回はジム選びについて解説していきます。
ジム選びの基本を解説!!
ジム通いを始めたのはいいけど、お金がかかるし、駅から遠くて通いづらい…
やる気を出してトレーニングを始めたのにジム選びに失敗してモチベーションが低下してはもったいないです。
トレーニングは継続が何よりも大事です。そのためにもジム選びは慎重に行ってください。
ジムの種類をおさらい
ジムと言っても高額なパーソナルジムから自分で器具を購入して作るホームジムまで多種多様です。
それぞれにメリット・デメリットがあるのでここで整理しておきましょう。
パーソナルジム
パーソナルジムとはざっくり言えば1人に個別のトレーナーがついてマンツーマンでトレーニングメニューや食事管理を指導してくれるジムのことです。
パーソナルジムのメリット
- プライベートな空間でトレーニングに集中できる
- 自分でトレーニングや食事に関して考える必要が少ない
パーソナルジムのデメリット
- 非常に高額
- 地方では少ない
- トレーナーと合わない(有名パーソナルジムのトレーナー=優秀なトレーナーとは限らない)
個人的な意見ですが一時のパーソナルトレーニングブーム以降、お金儲けばかり考えたパーソナルジムが増えたように思えます。
有名人が◯ヶ月で〇〇kgの減量に成功!と言った派手なビフォー・アフター写真を使った宣伝などマーケティング戦略ばかり先行して、肝心のトレーニングや栄養管理は数週間の研修を受けたアルバイトのようなトレーナ…実勢価格の10倍以上もするプロテインをお勧めするなんてことも…
このようなトレンドによって質の高いサービスを提供しているジムはまともな仕事がしづらい状況になっているという現状を多くの方に知って欲しいと思います。
マーケティング戦略とトレーニングの質は別物です。
有名なジム=質の高いサービスを提供しているというイメージは捨てて、本当に自分に必要なものを提供してくれるジムを見つけてください。
民間のフィットネスクラブ
多くの人がジムと聞いてイメージするのがこちらでしょう。
有名所で言えばコナミスポーツクラブやルネサンス、セントラルなどが思い浮かびます。ボディビルダー御用達のゴールドジムもここに当てはまりますね。
フィットネスクラブのメリット
- 施設の数が多い
- 様々なサービスから自分にあったものを選べる(24時間営業など)
- 運動施設以外の設備が充実(温泉、マッサージなど)
- 綺麗なお姉さんと仲良くなれるかもしれない
- 器具が新しく清潔感がある
- トレーナーが常在している
フィットネスクラブのデメリット
- 人数が多く人気のある器具が空いていないことが多い
- トレーナーのレベルが低いことが多い(数日の研修を受けただけのアルバイトが指導している場合など)
- 多様な設備によってトレーニングの目的がブレやすい
- 月会費制が多くトレーニングに行けないと損をする
- 本格的なフリーウエイトトレーニング種目が出来ない場合がある(スミスマシンしかない、デッドリフトが禁止など)
公営のトレーニングジム
地方自治体で運営しているジムで体育館などの施設内ににあることが多いです。
民間のフィットネスクラブと比較すると器具が古いことが多く、設備面や清潔感では劣りますが、1回あたり0円~600円程度で利用できる安さが魅力です。
公営ジムのメリット
- 料金の安さ(場所によるが1回の利用で0円~600円程度が相場です)
- 一回ごとに料金を支払う場所が多いのでトレーニングに行かなければお金がかからない
- 民間のフィットネスクラブより本格的なトレーニングが出来る場合もある(デッドリフトや重量挙げ種目が可能なプラットフォームがある施設がある)
公営ジムのデメリット
- 管理人が常在していない(トレーニング中の事故などのリスク)
- 利用者のマナーに問題があることが多い(器具の乱雑な扱い、大声でのおしゃべりなど)
- シャワーなどの設備が充実していない
ホームジム
名前の通り家の中に作るジムです。初期投資は大きいですが、自分の好きなタイミングで器具を使え、利用料金も交通費もかからないので長期的には最も経済的です。
ホームジムのメリット
- 自分の好きな時にトレーニングが出来る
- お金があれば自分のほしい器具を用意できる
ホームジムのデメリット
- モチベーションの維持が難しい
- 1人でのトレーニングは危険が伴う(特にベンチプレス)
- 耐荷重やスペースの問題
- ある程度のトレーニングに対する知識・経験が必要
ホームジムは多くのトレーニング愛好家の憧れですが、スペースや床の耐荷重など多くの問題をクリアする必要があります。
本格的なバーベルトレーニングは100kg以上のバーベルを使用することも多く、ベンチプレスでバーベルの下敷きになるなど死に至るケースも考えられるので1人でのトレーニングはおすすめしません。
まずはフィットネスクラブor公営のジムがおすすめ!
取り敢えずトレーニングを始めるならフィットネスクラブか公営のジムをおすすめします。
ジムで汗を流した後に大浴場でお風呂に入ってマッサージをしたい…なんて人なら民間のフィットネスクラブが良いでしょう。
トレーニングだけ出来ればOKという人は公営のジムで十分です。
ちなみに僕自身は公営のジムでトレーニングを続けています。
ジム選びで気をつけたいポイント
ジム選びで失敗しない為に抑えておきたいポイントを紹介します。
- 金銭面全般(料金はどのくらい?支払いは月額制?一回ごと?など)
- 立地条件(駅から近い?車なら駐車場は?など)
- トレーニング器具の充実度(フリーウエイトのトレーニングは可能?など)
- ジムの雰囲気(ジム内でのマナー、フタッフの対応など)
- トレーニング器具以外の設備(シャワールームはキレイ?貸しロッカーは使える?など)
このような点を確認してジム選びを進めていけば失敗する可能性はぐっと下がるでしょう。
実際に見学に行ってみよう!
ジムの利用料金などはホームページなど見れますが、設備の確認やジムの雰囲気を確認するために見学に行くことをおすすめします。
民間のフィットネスクラブであれば事前に連絡しておけばスタッフ同伴で見学することが可能ですし、公営のジムであれば利用料金が数百円なので実際に利用すると良いでしょう。
フリーウエイトトレーニングは可能?
効率的なトレーニングにフリーウエイトは必須です。ジムによってはフリーウエイトが無かったり特定の種目が禁止されている場合があるので注意が必要です。
見学の際にBIG3種目と呼ばれる、スクワット、デッドリフト、ベンチプレスを行えるか確認すると良いでしょう。(特にデッドリフトを禁止しているジムは多いです)
スミスマシンというバーベルの軌道が固定されたマシンとフリーウエイトトレーニングが同じものだと思っている人も多いですが別物です、出来る限りフリーウエイトが使えるジムを選んでください。
スミスマシンがわからない方は以下の動画を見てください。
バーベルの軌道が固定されているのがわかります。スミスマシンの特性を利用したトレーニングもあるのですが、効率を考えるとやはりフリーウエイトをおすすめしたいです。
ジムの雰囲気をチェック!
一回の見学でジムの雰囲気がわかるかというと難しいかもしれませんがトレーニングを長く続けるために設備以外の面もチェックしたいところです。
トレーニング環境は気に入っているだけど、ジムの雰囲気に馴染めない…という理由でモチベーションが下がってしまうのはもったいないです。
気をつけたいポイントとしては…
- ベンチに腰掛けてお喋りをしている人が多い
- 仲間内で器具を長時間専有している
- 必要以上に会員同士の仲が良い(上のお喋りと通じるところがありますがジムではトレーニングに集中するべきです)
- 器具を乱雑に扱う人が多い
- スタッフが必要以上に馴れ馴れしい
こういった点に当てはまるジムはオススメ出来ません。
まとめ
今回はトレーニングを始める第一歩であるジム選びについてまとめました。
トレーニングで最も重要なのは『継続』です。その為にも集中できる環境を妥協せずに探してください。
次回は実際にトレーニングを始める際に用意したいアイテムなどについて紹介したいと思います。