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Back world ~ ラフ~ 氷の守護者 作者:orewaru
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1話 裏の世界

orewaruはまだ元気です
キーンコーンカーンコーンキーンコーンカーンコーン
授業の終わりを告げる鐘がなる。クラス中で「ふぅ」と一息つく人がいる中俺はカバンをつかんで外へと向かって猛ダッシュを開始した。俺の名前は神崎巧。都内の高校に通う高校生だ。

あくまで表の顔は…

ざっと1キロほど走った俺は目的の公園にたどりつき全く乱れていないのにいつもの癖で息を整えると手元のスマホで連絡を入れる。
幾度かの着信音の後、ようやく出たそいつに俺は話しかける。
「ああ、俺だ。まだ奴は表れていないようだ。」
「ああわかった。現れ次第、始末する。」
「わかってるよ。被害者は出さない絶対にな。」
「じゃあそういうことで」
電話を切った俺は近くの公園のベンチに腰掛け赤紅に染まる空を眺める。初夏の日の生暖かい風が頬を撫でる。そのまま幾分かの間空を眺めているとそれは突然やってきた。
公園の中央で黒い靄のようなものが発生し急速に渦巻いていく。
「来たか。」
一人つぶやいた俺は渦に向かって歩き出す。
渦に近ずくにつれ周囲の音が遠くなる。これは渦の発する意識阻害であり気にせず進む。渦まであと一歩というところで念のため周囲を確認する。通常、突如いびつな黒い靄が発生したら野次馬やらが集まり騒ぎになりそうなものだがこちらを見つめているものはいない。そう、不自然なくらい誰も見ていないのだ。まるでそこに空間が存在しないかのように。
「ッし、行くか。」
気合を入れ直し俺は黒い靄へと飛び込む。

遠く自分の居た世界から引きはがされるような感覚。
それが終わったとき俺はさっきまでいた公園にいた。ただしここの公園にさっきまでいた人はいない。なぜなら、ここはBack world普段生きてる人間が出す負の感情がつのる場所。空は黒く星など一つもない。なのに昼のように明るい。
「さぁて行きますか。ラフの排除へ」
軽く公園を見て回っていると突如、俺の目の前に黒い靄でできた球体が立ちふさがった。大きさは直径2mくらいか。
「今回は前もって索敵がきいたくらいだ。C級の排除命令だとやはりこんなもんか」
つぶやきつつ俺は腰のポケットから水色の小さな8角形状のクリスタルを取り出す。そして
「じゃ、いきますか。『永久に溶けることなき永久なる氷塊よその力を持ってし我が力となりて我が望みに答えたもう』これなんで厨二病みたいな詠唱なんだよ」
俺がそう愚痴ってる間に俺の周囲には水色の魔法陣が展開され俺の姿が変わっていく。黒かった髪が白く変化し服が変化しそしてバサッと白と水色のロングコートが現れ俺姿の変化がおわった。前髪を軽く払うようにして搔き上げ次の詠唱を開始する。
「永久に溶けることなき永久なる氷塊よその力を持ってし我が力となりて我が望みに答えたもう。来たれ我が望し氷の銃よ‼」
俺の目の前に現れたさながらバレットM82のような対物ライフルを掴むと俺は目の前の黒い靄へとその銃口を向ける。
「俺はお前を生み出した表の世界の元凶の姿かたちは知らねぇけどお前がいたら厄介なんでね、ここで消えてもらうぜ」
先ほど詠唱が厨二病だと嘆いた人とは思えない厨二病なセリフをはき引き金を引く。氷の銃弾は寸分の狂いもなく命中し黒い靄は消滅した。
「ふぅ終わりっと。これで今週の仕事は全部かたずけたかな」
先ほど黒い靄があったところには黄金の霧がうごめいていた。
「さて帰るか」
俺は黄金の霧へと飛び込む。再び遠く自分の居た世界から引きはがされるような感覚。そして俺は表の世界へと帰ってきた。
スマホを取り出して連絡を入れる。
「終わったぞ、今からそっちへ寄る」
連絡を入れると俺は俺の上司?であるやつの元まで向かう。



今日は7月15日あと5日であの日からちょうど1年だ。
次回は早めに投稿できるようにします

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