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■松本剛明元外相

 政権交代可能な2大政党とは、対立ではなく競争だと思ってきた。競争の結果、国民の政策の選択があり、バランスがとられると。2009年の政権交代まではそう思っていた。

 だが、今は対立型だ。有権者には、「洗濯機を買う場合、どこが性能がいいか選ぶのが2大政党だ」と言ってきた。だが、対立型は「洗濯機じゃない。あなたにはテレビが必要だ」と売り込むようなもの。私の目指す2大政党の姿ではなかった。民主党を離党する際、中心的な支持者1500人ほどを集めたが、「ついて行けない」と言われたのは3、4人だけだった。むしろ「出てよかったね」と言われている。

 民主党がずっと悩んできたこと…

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