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◆安易な401K導入の落とし穴…
・401Kの実態
確定拠出年金は退職時に支給される退職金ではなく、その実態は老齢年金です。死亡・障害の場合を除いては自分の口座に幾らお金が貯まっていようとも60歳になるまで1円も引き出せません。公的年金を補完するという位置づけであり、そのために、今、日本で一番有利な資産運用という優遇を受けています。
退職は常に60歳を迎えての定年ばかりではありません。むしろ中小・中堅企業においては定年退職のほうが一般的には少ないと言えるでしょう。円満退職ばかりではありません感情のもつれもお金で解決できるかもしれません。退職金には「手切れ金」という意味もあります。事業を起こす資金にしたいという欲求もあるでしょう。「100%確定拠出年金に加入しているからキャッシュの支払いはないよ」では済まない事態が想定されます。100%の加入はお勧めできません。割合の慎重な検討が必要です。
ただし確定拠出年金を批判しているわけではありません。逆に、この制度自体は非常に優れた制度であると思っています。公的年金にはここでは触れませんが、今の時代は国が或いは会社が何とかしてくれるという「寄らば大樹の時代」ではなく、「長生きのリスク」を個人個人がしっかりとわきまえてのライフプランニングが必要な自立の時代であることは明確です。会社の経営方針や社員構成等によれば、社員の強力なインセンティブを期待できるツールになる可能性があります。
・投資教育
法文上では任意規定に過ぎない投資教育が、義務規定に変わったのかと思うほど厚生労働省は投資教育に力を入れています。そして、この分野にビジネスとしての熱い視線を送っている人達がいます。当然のことながら無料のサービスではありません。その裏返しとして、中小企業には投資教育は無理ともいわれています。世間の常識はまた世間の非常識であり、私どもでは低コストの投資教育サービス体制を整えています。
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