フィギュア世界選手権 羽生優勝 五輪は3枠
フィンランドで開かれているフィギュアスケートの世界選手権は、1日、男子シングル後半のフリーが行われ、羽生結弦選手がフリーの世界最高得点を更新して逆転優勝し、宇野昌磨選手も2位に入って、日本は、来年のピョンチャンオリンピックの出場枠を最多の3枠獲得しました。
男子シングルで、日本勢は、前半のショートプログラムで宇野昌磨選手が2位、羽生選手が5位、田中刑事選手が22位につけ、1日、後半のフリーに臨みました。
このうち、羽生選手は、会場から大きな拍手で迎えられるなか最後のグループの最初に登場し、冒頭に今シーズンから取り入れている難度の高いジャンプ、4回転ループを決めたあと、4回転サルコーも成功させ、勢いに乗りました。
演技後半にショートプログラムでミスが出た4回転サルコーを含む連続ジャンプ、さらに4回転トーループも決め今シーズン初めて4つの4回転ジャンプをすべて成功させました。
さらに、ほかのジャンプにもミスがなくスピンやステップも最高の評価を受け、昨シーズンのグランプリファイナルで自身が記録したフリーの世界最高記録、219.48を3点以上上回る223.20をマークし、ショートプログラムとの合計で321.59を出して逆転で3年ぶり2回目の優勝を果たしました。
一方、宇野選手は、冒頭の4回転ループに続き大技の4回転フリップを決めました。
このあとのジャンプでは着氷が乱れるミスが出ましたが、得点の高くなる後半に3連続ジャンプを決めるなどして、ショートプログラムに続きフリーでも自己ベストを更新する214.45をマークしました。
そして合計の自己べストも30点以上更新して319.31で2位に入りました。
また、田中選手は、フリーで148.89、合計で222.34で19位でした。
ワンツーフィニッシュを決めた日本は、この大会で来年のピョンチャンオリンピックのこの種目の出場枠を最多の3枠獲得しました。
このうち、羽生選手は、会場から大きな拍手で迎えられるなか最後のグループの最初に登場し、冒頭に今シーズンから取り入れている難度の高いジャンプ、4回転ループを決めたあと、4回転サルコーも成功させ、勢いに乗りました。
演技後半にショートプログラムでミスが出た4回転サルコーを含む連続ジャンプ、さらに4回転トーループも決め今シーズン初めて4つの4回転ジャンプをすべて成功させました。
さらに、ほかのジャンプにもミスがなくスピンやステップも最高の評価を受け、昨シーズンのグランプリファイナルで自身が記録したフリーの世界最高記録、219.48を3点以上上回る223.20をマークし、ショートプログラムとの合計で321.59を出して逆転で3年ぶり2回目の優勝を果たしました。
一方、宇野選手は、冒頭の4回転ループに続き大技の4回転フリップを決めました。
このあとのジャンプでは着氷が乱れるミスが出ましたが、得点の高くなる後半に3連続ジャンプを決めるなどして、ショートプログラムに続きフリーでも自己ベストを更新する214.45をマークしました。
そして合計の自己べストも30点以上更新して319.31で2位に入りました。
また、田中選手は、フリーで148.89、合計で222.34で19位でした。
ワンツーフィニッシュを決めた日本は、この大会で来年のピョンチャンオリンピックのこの種目の出場枠を最多の3枠獲得しました。
羽生選手「一生懸命やれた」
羽生結弦選手は、フリーの演技を終えたあと興奮した様子で報道陣の取材に応じました。
この中で羽生選手は、「疲れました。演技内容を忘れるくらい集中して一生懸命やれたと思う。自分の限界を作らずに練習してきたことがいちばん収穫だと思っている。このフリーが最高のご褒美だと思っている」と話しました。
そのうえで「いちばんとらわれていたのが過去の自分で、去年の数字にすごくとらわれすごく怖くてここまでやってきた。そういった意味ではなんとか1点でも、0.5でも、0.1でも超えてくれと思っていた」と苦しかった胸のうちを明かしました。
また、逆転優勝が決まったあとの会見では、「ショートプログラムのあとすごく落ちこみ、なかなか立ち直れなかった。フリーは最後までずっと鳴りやまない拍手が聞こえてきてありがたかった。僕は、追いかけられる立場と言われるがショートプログラムでわかったようにまだまだ追いかけている背中がたくさんある」と話しました。
そして「この構成を試合でやりきれた自信は大きい。オリンピックに向けてやり遂げた自信とともにショートプログラムとフリー、2ついい演技をするための課題が見つかった」と今後を見据えていました。
2位に入った宇野昌磨選手は、表彰式のあと優勝した羽生選手とももに記者会見に臨みました。
この中で、宇野選手は、「結果はうれしい。それ以上に去年の世界選手権では涙だったのがことしは笑顔で終われたのが本当にうれしい。たくさんの声援に応えられる演技ができてよかった。また、このような舞台で同じような演技ができるようにしたい」と笑顔で話しました。
また、「僕の今のモチベーションは羽生選手に勝てるような実力をつけたいということだけ。これからもそういうモチベーションで練習していく。まだまだ何も身につけていない自分なのでこれからも成長したいという気持ちを変えたくない。フリーに4回転ループを入れてから少しずつ点数を伸ばすことができた。ミスのない演技が不可能ではないという自信がこれから有効になってくる」と大幅な自己ベスト更新にも謙虚に話していました。
この中で羽生選手は、「疲れました。演技内容を忘れるくらい集中して一生懸命やれたと思う。自分の限界を作らずに練習してきたことがいちばん収穫だと思っている。このフリーが最高のご褒美だと思っている」と話しました。
そのうえで「いちばんとらわれていたのが過去の自分で、去年の数字にすごくとらわれすごく怖くてここまでやってきた。そういった意味ではなんとか1点でも、0.5でも、0.1でも超えてくれと思っていた」と苦しかった胸のうちを明かしました。
また、逆転優勝が決まったあとの会見では、「ショートプログラムのあとすごく落ちこみ、なかなか立ち直れなかった。フリーは最後までずっと鳴りやまない拍手が聞こえてきてありがたかった。僕は、追いかけられる立場と言われるがショートプログラムでわかったようにまだまだ追いかけている背中がたくさんある」と話しました。
そして「この構成を試合でやりきれた自信は大きい。オリンピックに向けてやり遂げた自信とともにショートプログラムとフリー、2ついい演技をするための課題が見つかった」と今後を見据えていました。
2位に入った宇野昌磨選手は、表彰式のあと優勝した羽生選手とももに記者会見に臨みました。
この中で、宇野選手は、「結果はうれしい。それ以上に去年の世界選手権では涙だったのがことしは笑顔で終われたのが本当にうれしい。たくさんの声援に応えられる演技ができてよかった。また、このような舞台で同じような演技ができるようにしたい」と笑顔で話しました。
また、「僕の今のモチベーションは羽生選手に勝てるような実力をつけたいということだけ。これからもそういうモチベーションで練習していく。まだまだ何も身につけていない自分なのでこれからも成長したいという気持ちを変えたくない。フリーに4回転ループを入れてから少しずつ点数を伸ばすことができた。ミスのない演技が不可能ではないという自信がこれから有効になってくる」と大幅な自己ベスト更新にも謙虚に話していました。