Android端末が通信中の相手サーバを世界地図上に表示できる「Spy Monitor」
2017年04月02日 11時00分
「Spy Monitor」は、Android端末が現在行っている外部との通信を検出し、その通信先である外部サーバを世界地図上に表示してくれるアプリだ。新規にインストールしたアプリはもちろん、プリインストールされたアプリが不審な通信を行っていないか、確認するのにぴったりだ。
アプリを開くと現在地を中心とした世界地図が表示され、そこから国内外の任意の地点に対して線が表示される。この線は任意の地点とのデータのやり取りを表しており、ズームすることによって詳しい位置のほか、実際に通信を行っているアプリのアイコンが表示される。
- 起動するといまスマホが通信を行っている外部サーバの所在地が世界地図上に表示される
- 拡大するとどのアプリが通信を行っているかがアイコンで表示される
さらにアイコンをタップすると、具体的なプロトコルやサーバのIPアドレス、リモートホストなどの詳細情報が表示される。これらの情報を見ていくことで、どんなアプリがどの国にあるサーバと、どのような種類のデータをやり取りしているか、一目瞭然になるというわけだ。データはリアルタイムで更新されるので、アプリを操作しつつ、データがどのように変化していくかを確かめることもできる。
- アイコンをタップすると具体的なプロトコルやサーバのIPアドレス、リモートホストなどの詳細情報が表示される
- マップではなくリストで表示することもできる
具体的な用途としては、プリインストールされているアプリの挙動チェックがある。自分でアクセス許可を与える新規インストールアプリと異なり、スマホを購入した時点でプリインストールされていたアプリについては、どのような権限が与えられており、どのような場合に外部との通信が発生するか、はっきりしないこともしばしばだ。本アプリを使えば、こうしたプリインストールアプリが行っている外部との通信を手軽に追跡できる。
本アプリ自体に通信をブロックする機能はないので、必要に応じてファイアウォールアプリを別途導入して通信をブロックしたる、あるいは対象のアプリをアンインストールするなどの措置を講じる必要はあるが、まずは最初の取っ掛かりとしては非常に有効だ。通信を行っていないにもかかわらず電池の消耗が激しい、あるいは転送量が消費されている場合に、その原因を調べるのにも重宝するだろう。
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