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天職に転職できたので成功要因を語る

職場 トフィー 体験談 転職活動

トフィーです。今の仕事が楽しくて仕方ないです。自分でも「天職だなぁ」と思っています。
そこで、今の仕事に出会うまでの転職活動中のことを振り返ります。転職を検討している人にとって良き情報提供になることを目的とした記事です。

理性と感性ともに「OK」を出した求人

今の会社の求人を見つけたとき、「この労働条件なら働ける」という現実的で冷静な判断と、「この仕事をやってみたい」と情熱的に滾る欲求の、両方が完全に揃っていました。

それまでにも様々な会社の求人を見てはいたのですが、大体どちらかが抜け落ちるのです。
「労働条件はいいけど、本当にやりたいこととは言えない…」
「この仕事をやってみたいけど、この労働条件では厳しい…」
それでも履歴書と職務経歴書を送り、面接を受けてみるのですが、やはり「違和感」は拭えませんでした。

本格的に求人を探し始めてから、3〜4ヶ月ほど経った頃だったと思います。こればっかりはご縁と運としか言いようがありませんが、ある求人を見て、ビビビッときてしまいました。
「え、こんなに理想的な求人があって良いの?」
それが今の会社でした。

その後、書類選考、面接と、トントン拍子に進みました。就職してから聞きましたが、「書類選考だけで300人分読んだ」とのことでした。1/300の倍率は、決して低いものではないはずです。しかし、私にとっては、割りとすんなり内定に至ったように感じていました。

もちろん、面接対策や社長の著書を読むなどの準備はしていました。それが苦ではなかったことも併せて、本当にご縁のある会社でした。

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自分のことをしっかり理解する

しかし、この「ビビビッ」とくる感覚は、前もって自分の望みや強みを整理して明確にしていなければ、磨かれていなかったと思います。

私は「ジョブカフェ」という、自治体が運営する無料サービスを利用していました。キャリアカウンセラーに相談して、自分の望み・強みを、対話の中で明確にしていくことができます。キャリアカウンセラーは担当制なので、同じ方に相談ができるというのも安心です。

私は自分の今までのキャリアに自信がありませんでした。新卒入社の1社目は半年で退社し、2社目では簡単な仕事ばかりでアピールできるような経験がありませんでした。
その自信の無さは、自分の望みも強みも曇らせてしまいます。
「こういう仕事をしたいけど私の職歴じゃ無理…」
「私の職歴でアピールできることなんてあるのかな…」
1人で考えてると、こうなりがちです。そうすると、魅力的な求人を見つけても「ビビビッ」と来る前に、言い訳つけて逃げてしまいますよね。

だから、自分の望みや強みをしっかり応援してくれるメンターが必要です。
自治体でキャリアカウンセリングのサービスを行なっていたら、どんどん活用した方がいいです。

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チャレンジブロッカーの存在

あなたが揺るぎない転職への熱意にある時、新しいことへのチャレンジを手放しに応援してくれない人とは距離を置くべきです。(私は彼らをチャレンジブロッカーと呼んでいます。)

心配性すぎる人や、説教癖のある人、変化そのものを嫌う人…。彼らは、決して悪意ではなく、むしろ善意で「転職なんてやめておきなよ」と言うのです。
善意だとわかるが故に、無碍にもできない…こんな状況は本当にストレスが溜まります。ただでさえ転職活動は負荷がかかるもの。余計なストレスは減らしましょう。

私も、このタイプの友人には、転職活動のことを一切話しませんでした。ただ、転職が決まった後には報告しました。そうなると、ちゃんと「おめでとう」と言ってくれるものです。大人の友人関係は、このくらいの距離感で良いのだと思います。

反対に、積極的に応援してくれる人には、話せる範囲で話した方が良いですね。転職に限らず、こういう人は、後日「そういえば◯◯したいと言ってたよね?こんな話があるんだけど…」と、良い情報を持ってきてくれることがあります。
それに、そういう人とは、一緒にいるだけでプラスのエネルギーを分けてもらえるような気分になります。
私の場合、その存在はなつめさんでした。当時無条件で応援してくれたこと、本当に感謝しています。

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ただ、この秘訣には例外もあります。生計を同一にしている家族には伝えましょう。反対されたら、しっかり話し合って納得してもらった方がいいと思います。干物女はこういう事情がないので、「どうしたら納得してもらえるか」というようなアドバイスはできませんが…。

転職活動中の人間観察

これで記事を終わりにしたら、ただの就活ノウハウ記事になってしまうので…(笑) 転職活動中に出会った面接官の観察記を書こうと思います。

面接まで漕ぎ着けた会社は4社。内定をもらえたのは2社、最終面接落ちが1社、一次面接落ちが1社です。

■ひたすら自分の話をし続ける人事部長

別の会社からも内定をもらっていたのですが、お断りいたしました。
この会社は、登録していた転職サイトで、面接確約のオファーをくれた会社です。「労働条件は申し分ないけど、仕事内容がどうしても…面接に行けば気持ちも変わるかな?」と思い、面接に臨みました。しかし、面接なのに、ひたすら面接官の話を聞き続けて、私のアピールは皆無という、不思議な面接でした(笑)

話自体はとても面白かったのです。今後の経営戦略、社内の女性の昇進例、人事部長の副業のことなど。「いやー結果出ないときは『線路に飛び込んだら楽になるのかな』とか思ったこともあったけどね!アッハッハ!」と豪快に話す姿は圧巻でしたね…。

人事部長の話は勉強になりましたし、滾るところもありました。ただ、肝心の、「この会社に入ったらどういう毎日を過ごすのだろう」ということが、全くイメージできませんでした。実務に関する話を全然聞かせてもらえなかったのですよね。さすがにその状態で内定受諾するわけにはいきません。ブラック臭したし。

残念ながらお断りしてしまいましたが、人事部長はとても面白い方でした。もしも出会った場所が居酒屋だったら、とてもいい友達になっていたと思います(笑)

■ 「あ、これは落ちたわ」と感じた面接

①社長面接で落ちたA社

ずばり、不採用の原因は「労働観と労働条件」の不一致です。
私は、意識高い系ではありますが、ワーカーホリックではありません。「効率よく仕事を終わらせれば、ちゃんと帰宅できる」ことを重視しています。また、自分の体力的に、それなりに休める時間がないと厳しい、という自覚もあります。
しかし、先方の労働条件では、これらが満たされそうにありませんでした。
私が「自分の時間を確保したい」と伝えたとき、社長の表情が明らかに曇っていました。恐らくその時点で、私の不採用が決まっていたように思います。
その後も、「労働観と労働条件が合っていない」ことを、お互いに感じ合っているような空気のまま、面接は終了しました。

②一次面接落ちのB社

こちらの会社の不採用原因は、「保有スキル・経験の不一致」です。
この会社も、転職サイトのスカウトオファーをきっかけに面接したのですが、B社が求めるスキルと、私が保有しているスキルが異なっていることが明確に浮彫になりました。
面接の冒頭でわかってしまったことだったので、B社の面接者も私も、お互いに「やべぇどうしよう」という気持ちでいっぱいだったと思います(笑)
面接時間は1時間弱ほどでしたが、恐らく冒頭で「不採用」という判断をされていたと思います。ほとんどの時間は「お互いに気まずさを紛らわすために」過ごしていたようなものです。

A社とB社の面接では、私と会社の不一致点が浮き彫りになっていたのが特徴的でした。そのおかげで、面接者の顔も明らかに曇っていて、私にも伝わるほどでした。
今思えば、それが大正解だったと思います。そのくらい不一致が浮き彫りにすれば、「入社後に後悔する」という事態を、お互いに避けられます。
本当にご縁のある会社とは、同じような受け答えをしても、面接中の空気は全然違います。面接では、ご縁のある会社かどうか、こちらが試すぐらいの気概で良いのだと思います。

■今の会社での面接

今の会社の面接の時にお会いした面接官は3名。この方々が、将来の上司となるわけですが、面接中も、「私と価値観似てるなぁ…」と感じていました。 話しながら、「うわーめっちゃわかるぅー!」となっていました(笑)

よく覚えているのは、最終面接で、「時間内に仕事を終わらせることと、お客様のために品質を上げるために時間をかけることのせめぎ合いになるけど、どう考える?」と聞かれたこと。つまり「どちらも捨ててはならない」という前提でのジレンマなのですが、私もこれをジレンマとして捉えていたので、質問されたことがすごく嬉しかったのです。「あーこの会社の人の考え方は心地よい」と。

本当にご縁のある会社なら、面接の最中でも、自分とのフィット感があるみたいです。

天職に就く人が増えますように!

私が初めての就職に失敗したとき、周囲の人々から慰められる中で、「天職なんてないんだよ」と言われたことがあります。弱っていた私は、「そうなのかなぁ」と半分受け入れていました。

ですが、今なら自信を持って言えます。「あなたが本気で望むなら、天職はある」。

私が考える天職とは、「取り組みながらワクワク感を抑えられない仕事」です。私自身、スキルはまだまだ不足しています。失敗も当然あります。それでも、「仕事に取り組むのは楽しい」「もっと上手くやりたい」「この道のプロになりたい」と、いつも滾るのです。
そして、そういう前向きな姿勢でいると、職場の同僚や上司とも良い関係を築けるものです。人間関係の面でも、恵まれたと思います。

転職活動中の皆様が、良き仕事と巡り会えますように!

■参考リンク

www.meti.go.jp

転職に関する記事って漠然としているものや、精神論ばかりになっているものもあるけど、これは具体的ですぐにでも役立ちそうな情報ばかり!
当時リアルタイムで「面接遅刻したー!」とか報告受けながら応援していたので、トフィーさんの転職がうまくいったのは本当に嬉しかったですね♪
それにしてもビビビっと来るとか、第三者の意見を聞きながら進めた方が良いとか、まるで婚活?!

次回予告 4月5日(水)はトフィーの小ネタ更新日です。

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