関西テレビ
大阪市の「中津高架下」の事業者たちが、市に立ち退き処分の取り消しを求めた裁判で、大阪地裁は訴えを全面的に退けました。
国道176号線の中津高架下は、約80年前に公募された事業者が店舗などとして活用し、レトロな雰囲気で人気を集めていました。
しかし4年前、管理者の大阪市が耐震工事を理由に立ち退きを求め、公募もやり直すとしたため、事業者の一部が市に処分の取り消しを求めて提訴しました。
判決で大阪地裁は、「原告らの活用は公共的・公益的とはいえず、積極的に占用を認める理由はない」として、事業者側の訴えを全面的に退けました。
【原告の男性】
「あの街をつぶされたと非常に憤慨している。あの高架下は日本国中探してもない」
原告の事業者側は、判決を不服として控訴する方針です。
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