ヤマト運輸(東京都中央区)の長野県内の営業所で40代の男性従業員が自殺したのは上司によるパワーハラスメントが原因だとして、遺族が会社と上司に計約9500万円の損害賠償を求めて長野地裁に提訴したことが30日、分かった。提訴は2月28日付。
訴えでは、ドライバーなどを務めていた男性が2012年秋以降、上司のセンター長から「死ね」などの暴言や、殴るなどの暴行といったパワハラを頻繁に受けてうつ病を発症し、15年1月に自殺した、としている。労働基準監督署は昨年3月、男性の自殺を労災と認定した。ヤマト運輸広報部の担当者は「係争中のためコメントを控える」としている。
代理人弁護士は取材に「証拠として、2時間以上にわたり上司が男性に暴言を浴びせた録音データがある」と説明。31日に記者会見を開き、詳細を説明するとしている。第1回口頭弁論は4月28日。【川辺和将】
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