医学は科学です。
一方で、症状や治療成績は個人差や医療側の力量に左右され、将来のことである治療結果は確率論でしかいえないこともあります。
しかも早期がんを早期に見つけ、適切に手術したとしても、100%の人が生き残るわけではありません。反対に、もうこれは手の施しようがない末期のガンだ、と宣告を受けたにもかかわらず、10年以上生き延びている人を私は2名知っています。
患者さんは、医者に「あなたは絶対に治る」と言ってほしいのです。そして、そう答えることが名医だと考えられた時代もありました。しかし、医学における治療は侵襲性を伴う以上、患者さんの同意なくして成立しないものです。
そして、患者さんはその治療に同意するということは、治療に医者と一緒に参加して、その治療選択に責任を負う、という意味でもあります。治療方法の医者への丸投げは、患者さん自身の病気に対する責任放棄と一緒です。医学知識を知らなかった、では済まされないのです。
自分の病気は自分で治す。
長寿社会といわれる日本。健康で健やかに自分らしく生きる健康寿命を延ばすのは、あなた自身の決断である時代が来ています。