日々の記録

アニメと読書の感想をメインにしたブログです。 ☆ゆるゆるっと更新中です☆


グラフィックデザイン基礎講座-プロの現場のノウハウが全て学べるデザインの基礎を復習するために、読んでみました。

大きく6つに分かれた構成で、Part1でデザインの要素、Part2でデザインの構造と効果、Part3で構成の演習、Part4で文字を使った演習、Part5で図形と配色、Part6で実習例の紹介がされています。

Part1とPart2は、デザインの基本の確認といった感じでした。Part3〜Part5の演習例が個人的にはとても参考になりました。仕事で何か作る時、情報のグループ化がマンネリになりがちだと感じていたので、この本で紹介された例を見て、こういう方法もあるのかと勉強になりました。

Part6の実習例は、パンフレットやラベル、雑誌や書籍の制作工程が紹介されていました。制作の工程は参考になりましたが、例として紹介されたほどのものは作成していないので^^;、今の私には今ひとつぴんときませんでした。

本の内容としては、既に知っていることも多かったですが、知っているのと実践できるのはまた別だなあと痛感しました。
トールがオムライス作りをするお話&トールの過去話でした。

今日もトールと小林さんは、ラブラブの生活を続けています。今夜の夕食は、オムライスを作ることになりました。トールは小林さんのために、愛を込めたオムライスを作ろうとがんばります。最初に試作したオムライスは、まずくはないけど、うまくもないというものでした。

そこにルコアさんがやって来ました。ルコアさんから、高級食材を使ってみたらと聞いたトールは、商店街に買い出しに出かけるのでした。ところが、商店街で高級食材を買い集めると、かなり予算オーバーしてしまうことがわかりました。お店の主人は、いつもお馴染みのトールなので、それなりにサービスしてくれようとしますが、高級食材を値引きすることはできませんでした。

思い悩んで末に、トールは自分の元いた世界から食材を調達してきました。なんだか毒々しい食材もありましたが^^;、それを使ってトールはオムライスを作るのでした。

その頃、帰宅中の小林さんはトールと初めて会った日のことを思い出していました。前にも登場したパワハラ上司にいいように使われて、ストレス発散でお酒を飲んだ小林さんは、電車を乗り過ごして山奥に到着してしまったのでした。そこで小林さんは、トールと出会いました。最初は人間に対して心を許さないトールでしたが、刺さった聖剣を小林さんに抜いてもらい、一緒に酒盛りしたことで意気投合したのでした。(^^;
こうしてトールは、小林さんの要望もあって、メイドとして小林さんの家にやって来たのでした。

帰宅した小林さんは、トールの作った怪しげなオムライスを食べました。本当はトールが食事を作ってくれることに感謝して、ありがとうの気持ちを伝えるはずだったのですが、食材があまりに怪しげだったのでそれは先送りされました。(^^;

食事の後で、小林さんはトールに昔のことを尋ねました。実はトールは、異世界にいる時に親しくした人間がいたのでした。その女の子は、盗賊でした。間違って貴族を襲撃してしまい、追われる身となって人里離れた場所に潜んでいたのでした。そこは偶然にも、トールがしばらくの住まいにしようと決めたところでした。

最初は女の子の存在を疎ましく思っていたトールでしたが、次第に心を開きました。それは女の子が、トールが今まで考えたこともなかったことを聞いたからです。女の子が盗賊になったのは、奴隷になるか盗賊になるかしか選択肢がなかったからでした。でも、圧倒的な力を持つドラゴンなら自由に何かを選ぶことができると女の子は考えていたのでした。

それまでトールは、自分の意思で何かをしようと決めたことがありませんでした。その女の子との出会いは、トールの心に自分で選んだ生き方という考えを残したのでした。その女の子は、もし無事に逃げ延びたら、かなえたい夢がありました。それはなんと、メイドさんになることでした。小林さんに言われるままメイドになったトールですが、その前にちゃんと下地は作られていたのでした。

これで最終回かと思ったら、最後になったなにやら不穏な雰囲気が・・・。次回で最終回のようですが、これまでとは違った展開になるのかな!?
アニメ「チンプイ」スペシャルプライスDVD-BOXamazonプライムの無料お試し期間があったので、何気にプライム・ビデオの作品をチェックしていたら、「チンプイ」がプライム会員特典で見放題になっていることに気づきました。

放映中はいろいろと忙しい時期で、すべてのお話を視聴できたわけではありません。でも、ドラえもんとはまた違った、ほのぼのとした魅力があって、大好きな作品でした。思えば、声優の林原めぐみさんの名前を初めて知ったのは、この作品を通してでした。

物語は、小学6年生の女の子・春日エリちゃんが、突然マール星お妃候補に選ばれてしまったところから始まります。エリにマール星の良さを知ってもらうために、チンプイというネズミのぬいぐるみような宇宙人が、エリのところに居候することになりました。マール星は地球よりも科学が進んでいて、チンプイは科法という魔法のような力を使うことができます。

設定的にはドラえもんと似ていますが、のび太とは違い、エリちゃんが常にチンプイの力を当てにするわけではないところが大きな違いです。エリちゃんは、同級生の内木君という男の子に憧れていて、マール星のルルロフ殿下と結婚する気は全くありません。なので、チンプイの力を借りることで、マール星に借りを作りたくないという事情もあります。

おっちょこちょいで、おてんば、でも前向きで心優しいエリちゃんが、とても魅力的です。そして殿下からエリちゃんに届けられる便利なようで困った贈り物や、ゲストとして登場するマール星関係の人たちも個性的で面白いです。

以前、DVDが発売されたことは知っていましたが、かなりお値段が高くて気安く買えるものではありませんでした。(^^;
その後、廉価版のDVD-BOXも発売されましたが、安くなったとはいえそれなりのお値段です。それが、プライム・ビデオの作品の1つとして、プライム会員であれば視聴できてしまうのは驚くやらうれしいやら!

残念ながら、視聴できるのは本編のみでOPとEDはカットされています。また、テレビとは別に制作された劇場版は、その中に含まれていません。でも、そのあたりを割り引いても、またチンプイが見られたことがうれしいです!!!(^^)
2期に渡って続いた「昭和元禄落語心中」も、ついに最終回です!(;_;)

前回はあの世のお話で驚きましたが、今回は八代目の八雲が亡くなって既に17年が経過していました。その間に、小夏が与太郎との間に産んだ女の子・小雪も女子高生になりました。さらに信之助は、若き日に八雲が名乗った菊比古の名前を襲名して、二枚目の落語家として人気者になっていたのでした。

さらにさらに驚いたのは、最後の最後で八雲に弟子入りした小夏も、初の女落語家として活躍するようになっていました。八雲はいなくなりましたが、八雲の後を継ぐ人々がきちんと落語を続けていたのでした。

そして、全焼してしまった寄席も再建されて、新たなスタートを切ることになりました。それと同時に、これまで助六を名乗っていた与太郎は、九代目・八雲を襲名することになったのでした。与太郎が助六に続いて八雲の名を継いだことで、2人の芸が1つになった気がしました。

さらに驚いたことに、あの世で三途の川を渡る八雲の船頭を務めた松田さんは、まだご存命でした!(^^;
七代目・八雲に仕えて、八代目・八雲にも尽くして、九代目・八雲の誕生も見守ることになるなんて、凄いですね。なんとなく松田さんは、初代・八雲の時代から生きていて、代々の八雲を見守っているんじゃないかとさえ思えました。(笑)

そして寄席が始まりました。前座を務めるのは、信之助です。彼は八雲の芸に入れ込んでいて、新作落語よりも古典落語に惹かれているようです。でも人気はあるのに、妙に気の弱いところがあって、そのあたりも八代目・八雲を思わせるところがありますね。そんな信之助に、与太郎は師匠から託された助六の名が書かれた扇子を与えました。

そうそう。信之助といえば、喫茶店での小夏と樋口先生の意味深な会話も気になりました。信之助の父親は不明ですが、もしかしたら八雲との間に生まれた子供ではないかと樋口先生は勘ぐっていました。でも、真相は小夏がお墓まで持って行くそうなので、永遠に知られることはないでしょう。

そして寄席で「死神」を話す与太郎の前に、八代目・八雲が姿を見せました。この八雲は、やっぱり死神なのでしょうか!?
それにしても、この噺をすると死者が目の前に現れるんだから凄いですね。そして九代目・八雲の「死神」は、お客さんの大喝采を浴びるのでした。

最後は、生きている人も死んだ人も、みんなそろってきれいに締めくくられました。時代は次々と移り、世界も様々に形を変えていきますが、どんな世界にも落語はたくましく生き延びていそうですね。(^^)

というわけで、「昭和元禄落語心中」はきれいに完結しました。第2期は、八雲の死が迫っていたこともあり、1期と比べると重い雰囲気でしたが、与太郎の明るさに救われました。作品のクオリティもとても高くて、毎回見応えがありました。
そして何より、声優という職業の凄さを、あらためて思い知らされた作品でした。中でも石田彰さん、山寺宏一さん、林原めぐみさんの演技には、何度もぞくぞくさせられました。(^^)

最後に、こんなにも素晴らしい作品を世に送り出してくださったスタッフ&キャストの皆さん、本当にありがとうございました。
キラキラ プリキュアアラモード キュアフレンズぬいぐるみ キュアホイップキラキラパティスリーをオープンさせるまでのお話でした。

お店を始めようと決意したいちかたちは、お店の準備に取りかかります。でも、最初のスイーツを作ろうとして、いきなり失敗してお店中が黒こげになってしまいました。しかし、問題はそれだけではありませんでした。(^^;

伝説のプリキュアが残した材料を使って、いちかたちは様々なものを作り出すことができるようになりました。それでお店の内装をしようとしますが、あおいは力が余ってお店を破壊して、ゆかりは才能はあるのにやる気がありません。スイーツ作りの買い出しに出かけたひまりは人混みに負けて、本当にお店がオープンできるのか怪しくなってきました。

そこへ、えみるちゃんという女の子が現れました。えみるは、友達との茶話会に持って行くスイーツで悩んでいたのでした。それを知ったいちかは、えみるのために友達の色々な好みに合わせたスイーツを用意すると約束したのでした。しかし、どんなスイーツを用意したらいいのか、なかなかいいアイディアが浮かびません。

その間に、ひまりとあきらが材料の買い出しを、あおいとゆかりがお店の内装を整えてくれました。それを知ったいちかは、自分たち5人をモチーフにしたスイーツを用意することを思いつきました。そして、ようやく出来上がったスイーツを、えみるのところへと届けました。

ところが、そこに悪の妖精スポンジンが現れました。スポンジンは、えみるのスイーツからキラキラルを奪い取ってしまいました。キラキラルを取り返すために、いちかたちはプリキュアに変身して戦います。スポンジンは、強風を吹き出す手強い相手でしたが、5人のプリキュアが協力したことで、無事にキラキラルを回収することができました。

そしてスイーツが元に戻り、えみるに笑顔が戻りました。そしていちかは、キラキラパティスリーの制服を作りました。でも、やっぱり微妙にみんなやる気がないような・・・と思ったら、えみるがお友達をパティスリーに連れてきました。お客さんが来てくれたことで、ようやくキラキラパティスリーがスタートしたのでした。

というわけで、キラキラパティスリー開店までのお話でした。いろいろと失敗しながらも、前向きないちかが好印象でした。その一方で気になるのは、スイーツの材料を購入するためのお金はどうなっているのかです。(^^; 小さな子供たちに、お買い物をするにはお金が必要だと教えることも大切だと思うのですが・・・。

そうそう。お店の開店に合わせて、長老が渋いイケメン店長に変身しました。でも、基本的に姿が透けているのは変わりないので、あまり役に立ちそうにはありませんが。(^^;
第三の嘘 (ハヤカワepi文庫)アゴタ・クリストフさんの「ふたりの証拠」の続編、「第三の嘘」を読み終えました。この3作目で、「悪童日記」から始まるシリーズが一応完結します。

前2作と同様、何が真実で何が偽りなのか、不安定に揺らめきながら物語は進みます。そして、最終的にすべての真相らしきものが明らかになります。・・・でも、この結末はちょっと不満かも。(^^;

ネタバレになるので作品の詳細には触れませんが、「ふたりの証拠」がリュカの物語なら、「第三の嘘」はクラウスの物語といえます。第1部と第2部の間に、ちょっとした仕掛けがあってその部分は面白かったのですが、最終的に明かされた真相が意外とありきたりで、ちょっと期待外れな感じでした。

この作品でも、現実と夢が交錯するような不思議な雰囲気は健在ですが、下手に種明かしをせず、どこまでも不思議な物語であって欲しかった気がしました。
年末年始のお話でした。

小林さんたちの世界は、お正月を迎えようとしていました。年末の買い出しに出かけた小林さんたちは、商店街の福引きでこたつを当てました。その日から、小林さんたちの堕落が始まったのでした。(^^;

こたつって、本当に人をダメにする力がありますよね。そしてどうやら、人間だけでなくドラゴンもダメにする力があったのでした。とはいえ、こたつらだらける合間に、トールはおせち料理を作ったり、お餅をついたり、年越しそばを用意したりと、いろいろと働いていましたが。

そして大晦日は、小林さんたちは才川に誘われたカンナのお供で、神社にお参りに出かけました。その途中で、才川&ジョージーの他に、翔太君&ルコアさん、滝谷さん&ファフニールさん、エルマと合流したのでした。お参りの後は、みんなで小林さんの家で過ごすことになりました。

こうして、いつもは仕事で忙しい小林さんも、年末年始はゆっくりすることができました。・・・とか書いている私は、年度末進行でちょっと忙しいかも・・・。(_ _;
なんだか中途半端な話数ですが、ここで第1期の完結です。

新学期、零は無事に進級を果たしていました。でも担任は、面倒見のよかった林田先生から、新しい先生へと変わりました。新しいクラスで、いきなり零はひとりぼっちです。(^^;
ほんのちょっとの間に、クラスの中には親しい者同士のグループが自然にできていたのでした。そして零には、そんなグループの1つに加わるスキルはありません。

校内で寂しくお昼ご飯を食べようとしていた零を、元担任の林田先生が見つけました。先生は零のところに駆けつけてきました。そして、このままではいけないから、将棋部を作ろうと言い出すのでした。将棋好きの林田先生は、部の顧問になることで、無料で零から将棋の指導を受けられる・・・という下心もありましたけど。(^^;

さっそく部員を集めようとしますが、誰も将棋には関心がありません。そんな中、零たちは前にお世話になった科学部に顔を出しました。科学部も上級生が卒業してしまい、存続の危機にありました。そこで林田先生は、将棋部と科学部を1つにすれば両方の部が存続できることに気づきました。

こうして放課後将棋科学部、略して将科部が誕生したのでした。(^^;
前の略称が放火で、今度が消化になっているんですね。

そして零は、子供の頃のことを思い出しました。小さな頃から、零は周囲に受け入れられない子供でした。同じクラスのみんなからは嫌われ、遠足のバスでも零の隣に座りたがる子はいません。そんな零にとって、唯一の救いが将棋でした。他の時は誰からも相手にされなくても、将棋の対局中は誰かが零に対面してくれるのです。

いつしか零にとって、将棋が自分と世界をつなぐ命綱のような存在になりました。そして気がつけば、零の周りには将棋という同じ道を歩く者たちが、同じ方向を向いて歩いていました。そして零は、ひとりぼっちではなくなっていたのでした。

というわけで、第1期の完結です。第2期の放送は10月からスタートするそうです。第2期がどんな展開になるのか、今から楽しみです。(^^)

最初は心象描写が多くて、ちょっと苦手そうな作品だと思いましたが、川本3姉妹の存在に救われました。あの3人がいなかったら、きっと視聴を挫折していたでしょうね。そして、なんといっても三角さんちのいちごちゃん!!!
第2期は、もっといちごちゃんの出番が増えるといいなあ。(^^;
ふたりの証拠 (ハヤカワepi文庫)アゴタ・クリストフさんの「悪童日記」の続編、「ふたりの証拠」を読み終えました。

「悪童日記」のラストで、それまで常に一緒にいた"ぼくら"は、1人は小さな町に残り、もう1人は町を出て外の世界へと向かいました。前作では、登場人物の名前は不明でしたが、この作品では"ぼくら"の名前も明らかになります。

小さな町に残ったのは、リュカという少年です。1人になっても、リュカは祖母の家で今までと同様の暮らしを続けます。しかし、やがてそこにも変化が訪れます。実の父の子供をはらんでしまったヤスミーヌとの出会い。そして、ヤスミーヌの子供で障害のあるマティアスとの共同生活。しかしヤスミーヌは、やがてマティアスを残して、大きな町へと行ってしまいます。

そしてリュカは、小さな町にある図書館の司書クララとの出会います。彼女は発禁処分される本を密かに自宅に持ち帰り、読んでいます。クララにまとわりついたリュカは、やがてクララと関係を持つようになります。そしてクララの夫が、無実の罪で殺されたことを知ります。

前作でも"ぼくら"がノートや鉛筆を買いに出かけた本屋のヴィクトールは、リュカにお店を売って1冊の本を書き上げるために、故郷の姉と一緒に暮らし始めます。しかし、本を書くのに没頭できるはずのヴィクトールは、やがて破滅的な死を迎えることになります。

本屋に住むようになったリュカは、マティアスを学校へと通わせます。しかし学校では、マティアスは障害による醜さから、他の子供たちのいじめの対象となります。しかし、どんなに痛めつけられても、マティアスは学校に行くことをやめようとはしません。ところが、リュカの前に美しい少年が現れた時、リュカの心がその子に奪われたと思い込んだマティアスは自ら死を選びます。

そして、ここで唐突に物語の視点が変わります。小さな町から出て行ったもう1人の少年、クラウスが町に帰ってきたのです。しかし、クラウスが帰ってきた時、そこにリュカの姿はありませんでした。そればかりか、リュカが本当に実在したのか、本当はクラウスこそがリュカなのではないかという疑問が生まれます。

前作にも驚かされましたが、この作品にはさらに驚かされました。前作とは違い、この作品では、"ぼくら"に名前が与えられました。しかし、最後まで読み進むと、本当にリュカが存在したのか、リュカは実はクラウスの作り出した幻ではないかという疑問が生まれます。そして1人の人間が確かに実在するとはどういうことか、深く考えさせられました。
まさかの、あの世のお話でした。(^^;

前回の終わりで、やはり八雲はぽっくり逝ってしまったようです。そんな八雲を、助六があの世へと導きます。
だいぶ前に亡くなったはずの助六が、どうしていつも八雲の前に出てくるのかと思えば、なんと三途の川を渡って極楽に行くのもただじゃないのでした。(^^; 本当に地獄の沙汰も金次第だったのでした。

八雲のように天寿を全うして亡くなった人は、亡くなった時にたくさんのお金を持ってあの世に来ることができます。しかし、助六やみよ吉のように天寿を全うできなかった人は、お金を持ってくることができないのでした。そこで、極楽への資金稼ぎに、みよ吉は茶店で働き、助六は落語で稼いでいたのでした。

あの世にはなんと、先日全焼してしまった寄席もありました。全焼してしまったことで、この世のものではなくなり、あの世のものになったようです。寄席には、先に亡くなった落語の名人たちが名を連ねていました。そこには、八代目・八雲の名前もありました。

まずは、助六の「二番煎じ」から。なんとこの寄席には、死んだ人と深いつながりがある、まだ生きている人も1人だけ特性の座布団を使って呼ぶことができました。その座布団に現れたのは、小夏でした。みよ吉のことを嫌っているように見えた小夏でしたが、みよ吉の顔を目にすると抱きつきました。いろいろあっても、やっぱり親娘なんですね。(/_;)

そして次は、八雲の出番です。八雲が舞台にあがると、客席に信之助の姿がありました。八雲との深い関わりから、信之助が選ばれてやって来たのです。そんな信之助のために、八雲は「寿限無」を取り上げるのでした。八雲の「寿限無」に信之助と小夏は大喜びです。

寄席が終わり、八雲が極楽に向かう時が来ました。八雲を見送る助六に、八雲は再会を約束して旅立ちます。そしてふと気がつくと、八雲の船を漕いでいたのは付き人の松田さんでした。どういう理屈かよくわかりませんが、八雲を見送るために仏様の配慮で、船頭として松田さんが選ばれたようです。

というわけで、今回は全編あの世の話で驚きました。(^^;
あの世でもお金が必要だったり、吉原があったり、なんだかずいぶん人間くさいというか、これ以上死ぬ心配がないだけ、こっちの方が暮らしやすそうな気がしなくも・・・。(^^;

次回は、再び現実に物語が戻るようです。八雲のいなくなった世界で、物語がどんな風に完結するのか、楽しみです!