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番外308 少女と紋様
「これは……」
……水晶の少女から生命反応だけでなく、魔力反応も感じないのは――床の魔法陣のせいだろう。魔法陣の記述から術の効果を類推するなら……隠蔽魔法――いや、隠蔽結界とでも形容すべき類の術だ。
魔法陣の内部に踏み込むと、水晶の中に封じられた少女から極度に抑えられた生命反応と、安定した魔力を感じ取る事が出来た。
少女を封じる水晶については……魔道具によるものか。台座のようなものから水晶を発生させ、仮死状態を固定しているようだ。となれば、解除することは難しくないだろう。
仮死状態の維持は確実に。解除は簡単なものにということは……封印するというよりは保護や延命を目的としたもので、遭難した状態でも生き延び永らえさせるため……だろうか? 魔術師の手記から感じた内容やこの処置から考えられるとしたら、それだけが理由でもないような気がするが。
一方で、魔法陣については……ハルバロニス式の隠蔽魔法とはまた違う系統の術だ。
魔法陣の記述等々はしっかり記録させてもらおう。どこの流派の術式なのか、後で類推するのに役立つかも知れない。それにしても……わざわざ隠蔽したというのは……。
いや、今は考えるのは後にしよう。一先ず危険はないようなので、みんなにも状況を知らせて、それから動いていくのが良いだろう。
隠し部屋自体は手狭だが、通路より少しはスペースもある。みんなに見てもらうと、流石にみんなも驚いたようだ。
「どのぐらいの間……こうしていたのでしょうね。魔術師の方は……この方を守ろうとしていたように見えますが」
「保護や延命目的というのはそうだと思うけれど、隠蔽の措置までしていたところを見ると、これは誰かの追跡を恐れての事ではないかしら?」
グレイスが首を傾げ、ローズマリーが思案しながら言った。追跡の妨害、という理由については、俺もそう思ったが。
「そうなると……事情が分かるまでは水晶柱から出した後も、隠蔽術で匿う準備はしておいた方が良いかも知れないわね」
ステファニアが真剣な表情で言う。
「そうだな。時間が経っていると言っても、抱えている事情がそれで解決しているとは限らないわけだから、慎重に立ち回った方が良さそうだ」
「では、水晶柱に隠蔽魔術を用い、シリウス号の一室にも隠蔽魔法を施しておく、ということで」
フォルセトが静かに頷いた。確かに、探知に対する妨害を切らさないように行動した方が、後から色々フォローが利くだろう。
ホウ国での潜入工作のために隠蔽術を個人に用いる魔道具も作ったからな。それを使えば……探知魔法への妨害をしながら日常生活を送る、ということも不可能ではあるまい。
とはいえ、ここまで念入りに身元を隠しているわけだから、素直に事情を話してくれるとも限らないわけだが。
「魔術師についてはどうする?」
「木魔法で棺を作るよ。後は船全体を見て回って、他に何もないようなら2人を回収して……元通り氷に埋めてからタームウィルズに帰還することになるかな。事情が分からない内は、慎重に動いた方が良さそうだし」
そう答えると、シーラはこくんと頷いたのであった。
船の内部を一通り見て……他に隠し部屋を作るようなスペースが無い事や生存者や遺体等々が残っていないことを確認する。
船倉を見るに、食糧の残骸等々も枯渇していたようだ。
宝物庫にさえ何もない、というのは魔術師の細かな仕事ぶりを考えれば当然なのかも知れない。宝物や通貨等も身元と断定する証拠足り得るからだ。
結局見つかったものはと言えば……有り触れた備品と、出所不明の魔道具、魔術師の所有品ぐらいのもので。
そうして予定通り棺や水晶柱を、魔術師に関係する品々シリウス号に積み込み、船を元に近い形で氷の下に埋めてから、俺達は南極を後にすることになったのであった。
フォルセトが水晶柱を安置した船室全体に隠蔽術を施している間にも、シリウス号がゆっくりと浮上し出す。航路をタームウィルズに設定。緩やかに高度と速度を上げて、安定飛行に入る。
「船室の隠蔽術に関しては問題なく施せましたよ」
と、そこでフォルセトが艦橋に戻ってくる。では……魔道具の解除といこう。仮死状態からの復帰であるから、色々な準備のある船の中で行った方が安心だ。アシュレイは俺と視線が合うと、真剣な表情で頷く。
「各種ポーションや医療品、魔道具の用意もできています」
アシュレイの言葉に、医療箱を手にしているマルレーンがこくこくと首を縦に振る。
「それじゃ、操船はアルファに任せていいかな?」
そう言うと、アルファはこくんと頷いた。というわけで、みんなと共に船室へと向かう。
「無事に目を覚ました時の心情を考えると……少し他人事には思えないわね」
「……事情を聞いて、手を取り合えるような相手なら良いですね、クラウディア様」
クラウディアの言葉にイルムヒルトが少し心配そうに答える。そうだな。クラウディアもイルムヒルトも……そういう心情が分かるのだろう。ティールも心配そうな声を上げた。仲間がいなくなっていたら寂しいと、そんな風に言っているようだ。
少女を封じた水晶の置いてある船室へと向かう。
水晶の中の少女を改めて見てみると……やはり服装は粗末なローブで……あまり特徴のないものを選んだようだ。
身形から身元を特定できないようにした……ということは、逆説的に言うなら、それなりに社会的な地位があった、と考えるべきなのだろうか?
だが……今はそういう考察は一旦脇に置こう。
「手順を確認する。魔道具を解除したら、まずそっちの寝台へ寝かせて……循環錬気による魔力の流れや脈拍を調べて、異常があれば対応する」
「はい。いつでも大丈夫です」
アシュレイの言葉に、みんなも頷く。では、始めよう。水晶柱の台座になっている部分に、魔石が嵌っている。それに触れて、魔道具を停止させる。
瞬間、少女の身体を包んでいた水晶が、光の粒になって四方に散った。シーラが崩れ落ちそうになる少女の身体を支え、みんなで寝台の上に寝かせる。
自発的な呼吸は――ある。弱々しかった生命反応も、まだ本調子とは言えないまでも水晶から解放されるなりしっかりとしたものになって、頬や唇に赤みも差している。
アシュレイが手首を手に取って脈拍を看て、その間に俺も循環錬気で少女の体内魔力の流れに異常な部分がないかを確認していく。
「脈拍は―――正常です」
アシュレイが言う。
ウィズの分析するデータは正常値を示すもの。しかし……魔力の流れには異常があった。妙に高い魔力反応が見られる。
心臓付近の……体表面付近、か?
その部分以外の魔力の流れは至って正常。心臓も含めた身体機能にも問題はないようだが……。それだけに、その部分の異常が際立つな。
体内魔力の流れとも繋がっているようで……完全に少女の一部として機能している。安定しているから害になるようなものでは、無いとは思うのだが。
「魔力から見ると身体的な問題は無さそうなんだけど……。えーと……。俺が確認するわけにもいかないから、みんなに確認してもらいたい。心臓のあたりの体表面に、何かあるかも知れない」
「分かりました」
循環錬気を一旦切り上げて、少女から離れる。ローブの下を確認してもらう間、船室の外で待っていると、ややあって中から呼ばれた。
「確認したわ。刺青とも痣ともつかない、不思議な紋様があって……土魔法で紋様を再現してみたわ」
ステファニアがそれを見せてくれる。……見た事のない紋様だ。ウィズに記憶してもらい、一先ず土魔法で作った紋様の方は破棄してもらう。
……正体不明だな。何かしらの術式というわけでもない。可能性は幾つか考えられるが……。
「何かしらね。これが原因で保護されていたし、追跡を恐れていた、とか?」
部屋の中に戻る。ローズマリーが顎に手をやって眉根を寄せてそんな風に言った。
「その可能性は、高いね。襲撃した方も少女の身柄を確保するためだったのかも知れない」
水晶の封印から解いたら解いたで……謎が増えてしまったが。
それでも、魔術師が守ろうとしていた理由については、何となく見えてきた部分もあるか。後は、本人が意識を取り戻してくれれば……多少は情報を得られる、かも知れない。
とりあえず、今は隠蔽の魔道具を装着してもらっておこう。首飾り型の魔道具をセラフィナが運んできて、それをグレイスが丁寧に少女の首に架けるのであった。
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