イギリスのアーティスト、スザンヌ・モクハイは、フォトモンタージュで作られた黙示録的なシーンへと見る人を引き込む。
その作品は非常にリアルで、今そこにあるディストピアという感じだ。これはフォトショップだけに頼るのではなく、110年前から映画製作に使われている『マットペインティング』という技法を使っている。
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マットペイントとはSFXの一つであり、映画などで実写映像と合成する背景技術のことである。通常、風景や大きなセットの代わりにそれらをガラスに描き撮影する。
モクハイは自身の写真と、アーカイブされた写真をミックスし新しいオリジナル画像を作成している。相反する光源、誤った視点、スケールのパラドックスなど、異常な要素によって奇妙な魔法のような雰囲気を与える。光が間違った方向に影を投げ、壁がコーナーで会うことができず、画像の領域が囲む壁または暗い曇った空のようにも見える。
1. 茂み
2. 控えの間
3. アーチ
4. 地下室
5. 廊下
6. 高座
7. 前庭
8. 雑木林
via:This Artist Used A 110-Year-Old Technique To Create Surreal Indoor Landscape Photomontages・translated byいぶりがっこ / edited by parumo
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コメント
1. 匿名処理班
マットペイントって実写と描いた物の合成だから
合成前の画像が無いと凄さが分からない
それが無いと全部描いた絵に見えるし、全部実際の風景にも見える
2. 匿名処理班
絵じゃん
3. 匿名処理班
日本人のマットペインターでくそ有名な人いたよね?
子供の時ダイハード2のラストの飛行場が絵だと知ったときは
ハエーって自然に声出たわ
4. 匿名処理班
廃虚と樹木の組み合わせが美しい
それと同時にやがて朽ち果て緑に飲まれていく切なさも感じる
5. 匿名処理班
もう全部CGでも区別付かない気がするね。
6. 匿名処理班
技術についてもう少し詳しく説明文をつけてほしかったな〜…
知識ゼロの身としてはビフォーアフターの写真も無いとただのCGにしか見えないです…