東日本大震災と東京電力福島第1原発事故の影響で運休していた福島県内のJR常磐線のうち、小高(南相馬市)―浪江(浪江町)間8.9キロが1日、6年ぶりに運転を再開した。
浪江町の避難指示が帰還困難区域を除いて3月31日に解除されたのに合わせた。
浪江駅で行われた再開記念式典で、馬場有町長は「復興の大きな原動力になる」と語った。
同町から南相馬市に避難している無職女性(61)は、乗車した1番列車の車窓から景色を見ながら、「一つずつ元に戻っていくんだ」と感じたという。女性は「早く(全線が)復旧してほしい」と話した。
JR東日本は浪江―小高間で、地震で損傷した電柱や橋桁などの復旧と除染作業を進め、3月7日から試運転を始めていた。
残る運休区間のうち、富岡(富岡町)―竜田(楢葉町)間6.9キロは今年10月ごろ再開する予定。JR東は2020年3月末までの全線再開を目指している。

読み込み中…