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Fランク大学の学生とか関係無く、面接で採用するな --- 宮寺 達也

アゴラ 3/31(金) 17:05配信

Storys.jpの「Fランク大学の学生を採用したらこうなった」(https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170327-00010000-storys-life)という記事が話題になっている。

オチが衝撃なので、ネタバレは避けつつ簡単に内容を紹介したい。未読の方は、この記事を読む前に是非読んで欲しい。

内容は、Fランク大学出身だけど面接で好印象を残した学生を採用するべく、採用担当者が、「マーチ以上しか採用しない」という学歴差別主義者の人事室長とバトルしていくというものだ。

現代における採用の問題点がこれでもかと凝縮されており、この記事を巡って「採用担当者が無能」「やっぱり学歴は重要」「仕事と学歴は関係無い」と活発な議論が交わされている。

私も働き方に関する記事を幾つか書いてきたので、無視できない内容だ。そこで、Fランク大学の学生の採用はどうするべきだったのか、考えてみたい。

現実に学歴差別は存在する

まず記事に登場する「学歴と仕事の出来は比例しとる」「うちはマーチ未満はとらん方針やろ」「低学歴の奴は勉強する根性さえ身についていない怠け者や」という人事室長であるが、珍しい存在では無い。一部上場しているような規模の大きい会社では、一般的な考え方だろう。

人事は専門では無いので伝聞による論評になるが、昨今の新卒採用ではインターネットによって応募が簡単になったため、採用枠20~200人に対して全国から何千・何万人の学生が応募してくる。これを全員面接していたら時間が全く足りない。そこで学歴フィルターを使って書類選考で大幅に削っていく。

記事にも「マーチ以上をターゲットにして採用活動を行うという方針の下、セミナーのお知らせは高学歴者に優先的に送っていました」と出てくるが、これも普通に行われていることだ。

その後、学歴フィルターを通った学生を1次・2次と面接をしていき、合否を決める。だが、学生の面接の受け答えなんてみんな似たようなものだ。だから、最後はやっぱり学歴が良い学生ほど有利になる。

なお、私は元事務機器メーカーの採用面接で「御社のDVD-Rドライブに魅力を感じ、開発に携わりたいと考えています」と言ったところ、

「内のDVD-Rは魅力的な事業じゃ無いと思うけど」

「DVD-Rがやりたいなら、松下に行ったら」

「松下よりソニーが良いんじゃない」

と散々な雰囲気になった。それでも内定を貰えたのは、間違いなく旧帝大(大阪大学)という学歴Aランク出身だったからだ。入社後も、同期には様々な大学の出身者がいたが、大半はマーチ以上の出身であり、いわゆるFランク大学出身者は見ていない。

私は、人種も、性別も、年齢も、血筋(親の資産)も、過去も、性格も、顔立ちも関係無く、人間は公平に評価されるべきとの理想を持っている。会社の採用についても変わらない。

しかし、現実に高学歴と言われる大学出身者が優遇される現状では、高校生にはできるだけ受験を頑張って、将来の選択肢を広げる努力をして欲しいと思う。

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最終更新:3/31(金) 17:05

アゴラ

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