北海道少年補導員連絡協議会(春木達雄会長)では平成18年11月10日、旭川市内のトーヨーホテルで「地域カンファレンス」を開催、少年補導員、警察職員など233人が参加しました。
「少年の立ち直りのために、今できること」をテーマに開かれ、旭川方面少年補導員連絡協議会会長、太田英司氏の主催者挨拶に続き、道警旭川方面本部長、五十嵐敏明氏が来賓挨拶を述べました。
続いて北星学園余市高等学校校長、山弘子氏が「子ども達の輝きを求めてー向き合おう子どもと!」のテーマで講演しました。山校長は38年間を問題児を引き受けることで知られる「北星余市」で過ごしている方。同校を卒業して教鞭もとり、現在は国の教育改革に取り組んでいるヤンキー先生こと内閣官房教育再生会議担当室室長、義家弘介氏も教え子で同僚でした。
講演の中で「北星余市に集まってくる純粋で傷つきやすい若者たちの魅力の虜になって過ごしているうち30年以上たちました。人生には幾通りもの生き方があることを子供たちに伝えることが大事です。大人が本音と建前を使い分けていると思春期の子は敏感なだけに、傷つき、反感を持ちます。子どもと向き合っていると失敗もあるが、失敗から学ぶものも多い」と話して会場に感銘を与えました。
研修では「児童相談所から見た子どもが育つ環境」について旭川児童相談所指導援助課長、中橋弘幸氏が、「上川管内における子どもの健全育成に向けた取り組みについて」と題して道教育庁上川教育局生涯学習課義務教育指導班指導主事、久保了乙氏が説明しました。
岩手県少年補導員協会(細川昭一郎会長)は平成18年10月26日、二戸市内の二戸市民文化会館中ホールで「地域カンファレンス」を開催、少年補導員、警察職員など65人が参加しました。
主催者を代表して岩手県少年補導員協会副会長が、「いわて非行防止チャレンジ1000作戦」の朝のあいさつ運動や愛の一声運動が功を奏して刑法犯少年が岩手県ではついに1000人を切り、目標を達成したことを報告、本年度から「岩手っ子いきいきサポート作戦」で居場所づくりと立直り支援を推進していく、と挨拶しました。つづいて県警少年課長が「刑法犯少年は減少したが再非行率が増加しており、立ち直り支援が今後の課題になるので少年補導員協会の皆様の活動に期待している」と挨拶しました。
続いて基調講演として岩手県青少年育成県民会議副会長、佐々木初朗氏が「少年の健全育成と地域ボランティアについて〜美しい日本人を育てるために〜」と題して氏の小中学校教諭、盛岡市教育長、全国都市教育長協議会会長など長らく教育に関わってきた経験から、少年健全育成の具体的な事例を引きながら問題を抱えた少年たちと関わる心構えを話しました。
パネルディスカッションでは各地区の少年補導員協会代表が「少年の立ち直り支援について」のテーマで話しました。北岩手地区の土谷育造会長、下閉伊北地区の三上玲子会長、久慈地区の堀畑俊明理事、二戸地区の菅野賢夫会長の4人が各地区の居場所づくりなどの活動状況を発表し、コーディネーターをつとめた少年課少年サポートセンター宮本中子所長と子どもたちをどう支援していけばいいか活発に意見交換しました。
宮城県少年補導員協会(船渡代志子会長)では、平成18年11月から19年の2月にかけて、仙台市青葉区、本吉郡南三陸町、大崎市、柴田郡柴田町の県内4ヶ所で地域カンファレンスを開催。少年補導員、警察職員など、計375名が参加しました。
中央ブロックでは、宮城県子ども総合センター所長の本間博彰氏による「発達障害の包括的な理解と支援について」と題する講演とミニコンサートが行われました。沿岸ブロックでは、仙台市子供相談支援センター専任相談員の遠藤和子氏による「子どもたちに学ぶ」と題した講演や大学生ボランティアによる活動発表、気仙沼地区による安全安心寸劇「いかのおすし」の上演が、仙北ブロックでは、「携帯電話に挑戦」、「人形劇に挑戦」、「護身術に挑戦」、「安全マップづくりに挑戦」として4つの分科会で実習中心の研修が行われました。仙南ブロックでは、東北福祉大学助教授の佐々木千鶴子氏による講演「子どもの健やかな成長と地域の役割」に続いて「ボランティア活動を通じて」というテーマによる意見交換、「ゲームを通じてのコミュニケーション」としてアトラクションが行われました。
秋田県少年保護育成委員連絡協議会(保坂勝信会長)では、平成18年6月から7月にかけて北秋田市、秋田市、大仙市の3ヶ所で地域カンファレンスを開催。少年保護育成委員、警察職員、関係機関・団体など計481名が参加しました。各ブロックとも研修内容が充実しており、開催情況が地元新聞に掲載されるなど活動の周知にも大きな効果がありました。
県北ブロックでは、鷹巣地区の中高生4名による作文発表に続いて、永安寺住職・藤原興道氏が「非行問題と矯正」として保護司の立場から講演しました。中央ブロックでは交流会に続いて秋田県レクリエーション協会副会長兼理事長の佐藤夙氏が「輝いて生きる」と題して、日頃の活動を通して自然から学んだこと、親や祖父母との関わりを生かした子育てなどについて講演しました。県南ブロックでは、釈堂山霊仙寺住職・中村秀男氏が「子ども三人が坊さんになって」として講演。続いて、秋田修英高校福祉活動部の部員が登場。老人ホームなどでのマジックショー開催や街頭清掃などの奉仕活動をビデオで紹介した後、実際にマジックや歌、踊りを披露して盛んな拍手を浴びていました。
福島県少年補導員連絡協議会(吉岡棟憲会長)では、平成18年から19年にかけて県内28地区が23会場で地域カンファレンスを開催。補導員や警察職員ほか、計1441名が参加しました。
スクールカウンセラーの鴫原弥氏や妹尾美由紀氏、福島家庭裁判所主任調査官の明珍美樹生氏、児童自立支援施設「福島学園」指導支援グループの市川英雄課長、福島刑務所次長・柏原智子氏、南会津町立荒海中学校の養護教諭・渡邊サイ子氏、相双保健福祉事務所の渡部幸子氏など多彩な講師陣が、少年問題について専門的な立場からわかりやすく講演し、今後の活動に役立つと大好評でした。また、郡山地区での立正大学文学部教授・小宮信夫氏を講師とした「地域安全マップづくり」や、三春地区の県立船引高校での全校生徒参加による地域住民・PTAとの万引き非行防止を目的としたパネルディスカッションの開催、相双方部や会津方部の隣接地区が集合しての意見交換会なども行われ、各地区の補導員の意識の高揚や活動の拡大に大きな効果をもたらすものとなりました。
茨城県少年指導委員連絡協議会(平塚尚二会長)では、平成19年1月30日、ひたちなか市民文化会館で地域カンファレンスを開催。少年指導委員や警察職員、茨城県子供を守る母の会の計260名が参加しました。
初めに、茨城大学助教授の長谷川幸介氏が「子どもを取り巻く環境とボランティアの役割」として、家族・地域・学校・仕事、4つのネットワークのバランスをよく保ちながら子どもの存在を意識して生活していくことが大切と講演しました。次に、石岡地区少年指導委員連絡会会長で勇退を控えた小松﨑裕氏が「ボランティア活動を通じて思うこと」として24年の活動を振り返り、警察・学校との連携、他のボランティア組織への働きかけの重要さを訴えました。地区別分科会では、「学校などとの連携」、「少年福祉を害する風俗営業者への助言」、「少年相談」それぞれのあり方をテーマに意見交換が行われました。茨城県子供を守る母の会の会員からも、「これを機に少年指導委員と協力して非行防止にあたりたい」という声が上がり、有意義なカンファレンスとなりました。
千葉県少年補導員協議会(初山武美会長)では平成19年1月31日、千葉市内のぱ・る・るプラザ千葉で「地域カンファレンス」を開催、少年補導員、警察職員など500人が参加しました。
基調講演として落語家の桂才賀氏が「子どもたちにいま大人が、まちが何をすべきか」のテーマで話しました。日ごろ少年院篤志面接委員として訪れている体験から少年院の現状を語り、また子どもの見守りの必要性を訴えました=写真。
また大学生ボランティア「菜の花ユニバース」の活動事例発表や群馬県の少年補導員渋川地区連絡会「あん・ボラ出前一座」が腹話術での誘拐防止活動や万引防止寸劇「心のSOS」の特別公演をしました。
東京少年補導員等連絡協議会(齊藤紀雄会長)では平成18年度の地域カンファレンスを平成18年9月12日の江戸川を皮切りに平成19年1月22日の立川まで8地区で開催し、少年補導員、警察職員など計1147人が参加しました。
神奈川県少年補導員連絡協議会(西山孝司会長)では、平成18年12月13日と14日の両日、神奈川県警察本部で地域カンファレンス(ステップアップ研修会)を開催。少年補導員と警察職員合わせて217名が参加しました。
県下54警察署の少年補導員連絡会において次期リーダーとしての活躍が期待される少年補導員を対象に、先進的な活動を行っている連絡会による活動事例の発表ほか研修が行われました。活動事例発表では、港北・都筑・藤沢北・大和の各少年補導員連絡会がそれぞれ、学校担当制によって学校との交流・連携を深めながら子どもたちを見守る要点を紹介しました。研修では、少年育成課課長補佐が少年非行の現状を説明、続いて県警察ハイテク犯罪対策センターの情報セキュリティアドバイザーが「知っていますか? 携帯電話の危険性」として講演し、携帯電話が子どもたちを蝕んでいる現状を紹介しました。
参加した少年補導員からは「発表事例を参考に積極的に学校訪問活動を行いたい」といった感想も寄せられ、発表・研修効果の波及が予想されました。
石川県少年補導員連絡協議会(金山覺会長)では、平成18年度、県内15の警察署単位で地域カンファレンスを開催。少年警察ボランティアなど、415名が参加しました。
少年警察担当課長による管内の概況報告、少年課員による講話「少年非行の現状と急がれる対策について」、少年サポートセンター職員による実践指導と講話「街頭補導時の声かけとよりもどしの要領」などが共通する内容です。
少年課員による講話では、資料「バーチャル社会のもたらす弊害から子どもを守るために」を配布、会員に活動と併せてフィルタリングソフト普及の呼びかけや、非行少年の立ち直り支援、児童虐待事案の早期発見などの新たな役割を担うよう要請しました。少年サポートセンター職員による実践指導と講話では、ロールプレイ形式によって補導時の実践指導が行われました。また、根気良く声かけを続けたことで非行少年が心を開いた事例なども紹介されました。警察署単位で、休日・昼夜を問わずに企画したことから、参加率が非常に高く好評でした。なお、開催情況は新聞、テレビ等でも報道されました。
山梨県少年補導員連絡協議会(井上治三郎会長)では、平成18年7月から11月まで県内6ヶ所で地域カンファレンスを開催。少年補導員など、計610名が参加しました。
第1回県カンファレンスでは、山梨学院大学教授で、陸上競技部監督の上田誠仁氏による講演「遥かなる夢に向かって限りなく挑戦」と中澤少年課長による「少年補導活動上の留意点」を挙げた研修が、峡南ブロックでは、ビデオ研修ほか、警察本部少年課少年対策官・仙同田茂雄氏による「少年補導活動上の留意点」を挙げた講演が行われました。甲府ブロックでは、甲府少年鑑別所所長・青木宏氏による講演「少年非行と少年鑑別所」、甲府警察署生活安全課長・天野純一氏による研修「最近の少年非行の現状」が、郡内ブロックでは、県立谷村工業高等学校教諭・浅川秀人氏による講演「生徒指導の現状」、都留市の中学三年生・小林佳奈さんによる防犯弁論「身近なことに目を向けて」のほか、意見交換が行われました。峡北ブロックでは講演「サイバー犯罪被害防止対策」や意見発表などが、第2回県カンファレンスでは、ビデオ研修や少年課長による研修が行われました。
長野県少年友の会連合会(横山裕行会長)では、平成18年10月25日、長野市の若里市民文化ホールにおいて長野県警察本部との共催による少年友の会40周年記念カンファレンスを開催。少年友の会員ほか、長野県知事(代理)、長野県警察本部長、長野中央警察署長、警察職員など、計504名が参加しました。
式典に続く研修の初めに長野市立裾花小学校ポプラマーチングバンドによる童謡や歌謡曲が演奏され、少年課長による少年非行の概況報告と南佐久・伊南・諏訪の各少年友の会による活動事例の発表が行われました。パワーポイントやDVDを駆使した発表は「活動状況を具体的に理解することができた」と大好評でした。最後に、長野県松代高等学校野球部監督・丸井多賀彦氏による「ミラクルを信じて」と題した記念講演が行われました。氏は、8月に甲子園初出場を果たした同校が、一回戦で倉吉北高校にサヨナラ勝ちした快挙について声を詰まらせながら語り、少年を導く熱意が参加者の心を打ちました。このカンファレンスの午前の模様は正午のテレビニュースで報道され、大きな反響を呼びました。
兵庫県少年補導員連絡協議会(吉田和史会長)では平成18年11月17日、神戸市中央区の兵庫県民小劇場と県民会館で「地域カンファレンス」を開催、少年補導員、警察職員など340人が参加しました。
兵庫県少年補導員連絡協議会研修大会として行われたもので。平成18年春の選抜高校野球大会に、阪神大震災があった年に出場以来11年ぶりに出場、その時と同じベスト8にチームを導いた私立港学園高校野球部監督、北原光弘氏が「チームの和・人の輪」と題した講演を行いました。監督は県立倉敷商業高では投手として68イニング連続無失点を達成したが、同校監督に赴任して神戸の大地震に遭遇しました。以来同校野球部はボランティアを始め福井県の豪雨災害など多くの現場に出かけるチームとして知られています。
「甲子園がすべてじゃない。教壇からは教えられない喜怒哀楽をあの子たちに伝えたい」という監督の意向からです。そうした野球を通じた学校教育、野球だけでない全人教育を自己の体験や野球で学んだ教訓を交えながら熱く語りかけて少年警察ボランティアに共感を呼びました。
二部は「少年警察ボランティア等地域カンファレンス in兵庫」と題して研修会が開かれました。地道な声掛けが少年に変化を与え、立ち直りに結びついた事例が報告されました。また風営適正化法の一部改正で少年補導員による風俗営業店への立ち入り要領や県下の風俗営業の実態などについて分かりやすい講義も行われ参考になった、と好評でした。
地域ぐるみで青少年の健全育成を考える「青少年健全育成奈良県大会」(県警、県、県教委など主催)が青少年育成ボランティア、中高生、保護者、教員など800人が参加して開かれました。
これに先立ち、奈良県少年補導に関する条例(7月1日施行)ができたのに伴い、これまで活動してきた「奈良県少年補導員協会」を発展的に解消して、県警本部長の委嘱を受けて「奈良県少年補導員協会連合会」に組織替えする設立総会が開かれ、会長には西辺豊彦氏が就任しました。
大会では、京都市立伏見工業高校ラグビー部出身でテレビドラマ「スクールウォーズ」のモデルの一人とされる現奈良工業高校ラグビー部監督の山本清悟教諭が講演し、粗暴で非行の絶えない中学生だったがラグビーに出会って自分に対する恩師の真剣なまなざしに気づき最後までがんばれたと話しました。
ついで中・高校生と大人によるディスカッションが「少年の居場所づくりについて」のテーマで開かれました。中高生側から「ホッとできる家庭とかクラブ活動や友人といるところが居場所」。大人側からは「子どもの心の安定が図れてこそ居場所の意味がある。厳しさの中に愛情ある接し方が求められる」などの意見が寄せられました。
和歌山県警察少年補導員連絡協議会(山下倫弘会長)では11月10日、和歌山市内の「わかやま館」で「第19回和歌山県警察少年補導員研修会」を開催、少年補導員、警察職員など103人が参加しました。
最初に少年補導員永年功労賞(30年表彰)の4人を表彰したあと、山下会長が、子どもに直接語りかける「あいさつ運動」を続けたら、当初は無反応だったが打ち返しを得られるようになった体験から、根気よく県下にこの運動を広げたいと話し、ついで全員で和歌山県青少年健全育成の歌「若者の明日をはぐくむ」を合唱しました。
元公立中学校校長で元和歌山市少年センター長、加藤隆司氏が「学校と地域」のテーマで講演、過去の職務経験から、教育現場にいじめ問題に対する危機感が希薄なこと、教育委員会からの圧力などの問題点を浮き彫りにしながら、開かれた学校に向けて地域の人たちとの情報交換や問題少年への指導が不可欠であることなどを訴えました。
活動事例では自転車10台で街頭補導「リンリンパトロール」の実施や、自転車の無灯火取締り活動の紹介など県下4ブロック会長からの発表があり、ついで、風適法改正に伴う新たな少年指導委員制度の概要について崎山・少年課調査官から説明、少年補導員と警察職員の情報交換会が開かれました。
鳥取県少年健全育成指導員等連絡協議会(長谷川武司会長)では平成18年11月27日、米子市内の米子市文化ホールで「地域カンファレンス」を開催、少年補導員、警察職員など550人が参加しました。
講演では日本大学、森昭雄教授が「ゲームが子どもたちに及ぼす影響」のタイトルで講演。人間の脳には人格形成にかかわる「前頭前野」という場所があり、理性、道徳、意思決定、記憶にをつかさどっている。あまりに長時間コンピューターゲームなどにのめりこむと空想の世界と現実の世界が区別されないまま成長する。
この結果、我慢をしたり、人との協調性がとれないでボーとしたり、忘れ物が多くなったり、笑顔や口数も少なくなりキレやすくなる。子どもをゲーム脳にしないためには、読書や生け花、茶道などの教養。歩行やジョギングで自然の中で五感を刺激し、音楽を聴き、縦書きで日記をつけるのもよい。いろいろな人との会話をし、知らないところへ旅をして発見や感動を体験することだ、と語りました。
このあと県警少年課長から「少年非行の背景には家庭における教育力の低下や、地域社会がこれまで果たしてきた非行防止へ向けた役割が弱くなっていること、さらには有害環境の増大がある。大人の責任として地域、関係機関、警察が一体となった取り組みが必要だ」と述べて閉会しました。
長崎県警察少年補導員連絡協議会(中島公彦会長)では11月22日、長崎県島原市のホテル「南風楼」に県南、県央五地区の少年補導員、県警少年補導職員など56人が集まり地域カンファレンスを開きました。
まず長崎中央児童相談所所長、川原ゆかり氏が「子どものこころを育むために」と題して講演、その活動事例や体験から、少年が発するSOSなどのサインを見逃すことなく、少年がいま何を考え、何を求めているかを的確に把握することが大事だと訴えました。参会者からは「そのサインから大人が子どものために何をすべきか、何ができるか、みんなで力を出し合っていかねばならないと感じた」との声が寄せられていました。
体験発表では、島原市白山地区健全育成協議会の永門重明会長が「地域住民による子ども見守りパトロール」のテーマで発表。今年廃止になった地域の交番をなんとか生かそうと「安全安心ステーション」と名前を変え、地域の住民が協力して少年非行防止、防犯運動、交通安全、災害対策などいろいろな場面での活動拠点として生き返らせた例を報告しました。活動を一過性に終わらせないために、みんなで決して無理せず、肩肘張らず、自然な形で活動している点が会場から共感を呼んでいました。
このほか、分科会も開かれ、5地区それぞれが関係機関との連携、有害環境の浄化、街頭補導活動の三つについて、自分たちが取り組んでいる活動状況、活動過程で発生する問題点や疑問点、解決に向けた取り組みや今後推進すべき施策を洗い出して議論しました。他地区の活動状況がよく分かったので参考になった、とする地区の声が寄せらました。
熊本県少年補導員等連絡協議会(主海偉佐雄会長)では平成18年度の「地域カンファレンス」を平成18年11月9日の玉名市民センターなど7地区で開催し、少年補導員、警察職員など306人が参加しました。
研修内容は地区によって違うもののおおむね、県警本部少年課から「県下の少年非行の情勢」が説明され、平成18年中期の検挙・補導件数は232人で10.2%減。このほか女子は11.6%減、触法少年は29.2%減、刑法犯中で少年は41.9%で2.6%減といずれも減っていることが報告されました。
また進めている万引き防止対策「ストップ・ザ・万引き作戦」をさらに推進させて多発店舗へのパトロールや店内表示用の防止ステッカー配布を徹底してほしいなど参加者に伝えられました。
熊本県警はホームページで独自に県下の犯罪マップを公開しています。自分の住む地区などをクリックすると最新の犯罪発生状況が分かる仕組みで「○月○日午後○時、不審者2名が下校途中の女児をクルマに誘った」などの情報と同時に子どもに防犯ブザーの使用方法をよく徹底させるよう注意喚起を呼びかける仕組み。これの効果的な活用を習得するよう呼びかけました。 参加者からは「初発型非行の半分を占める万引きをさらに減らすことができると思うので、がんばりたい」との声が寄せられました。
沖縄県少年補導員会連絡協議会(玉那覇繁会長)は10月28日、宜野湾市の沖縄勤労福祉センター、カルチャーリゾート・フェストーネで少年警察ボランティア、警察職員206人が研修会を開きました。
冒頭、「沖縄の吉本」の異名を取る笑築過激団(しょうちくかげきだん)座長、玉城満さんが「玉城流ユニークな子育て法」のテーマで講演、沖縄の名物料理ゴーヤーチャンプルーを例に、「ゴーヤーチャンプルーには、豆腐やポークなど違う個性を持ったものがチャンプルーされ、苦いゴーヤーをどのように迎え入れるかという優しさの文化が見える。人間関係でも同じで、あくの強い人をどのように迎え入れるかが大切です。学校、家庭での教育もチャンプルー文化がキーワードになる。『ちゅーばー(強い者)』もいれば『よーばー(弱い者)』もおり、『でぃきやー(賢い人)』もいれば『でぃきらんぬー(賢くない人)』もいる。一つの物差しだけではなく、それぞれの個性を育てるつもりで、叱るのではなく褒めるところをさがしてください」と笑いのうちに独特の教育論を展開しました。