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【月刊正論4月号】
F-35B日本配備と軽空母時代の幕開け かわぐちかいじ氏人気漫画『空母いぶき』のリアリティー 元海将補 岩崎洋一
“戦艦大和”を造る中国
5000名を超える乗員が乗り組み、建造費だけでも数千億円規模の大型空母を維持するには膨大な費用がかかる。さらに随伴する何隻もの駆逐艦や潜水艦を合わせた打撃群を維持することは、今や米国でさえも極めて困難になりつつある。かたや、センサー&ネットワーク機としてのステルス航空機を簡単に運用できる安価な軽空母と長射程のミサイル攻撃能力を持った水上艦のコンビは、米海軍を含め今後の海軍の方向性を示すものだ。中国は今、米海軍に対抗すべく大型空母を追い求めているが、それは見かたによっては、先の大戦で空母と航空機の時代に戦艦「大和」で戦おうとした旧日本海軍の姿なのではなかろうか。
■岩崎洋一(いわさき・よういち) 昭和30年、大阪府生まれ。大阪大学卒。海上自衛隊入隊。護衛艦隊司令部技術幕僚、海幕艦船班長、大湊造修補給所長、海幕艦船課長などを歴任し平成20年、補給本部副本部長。24年退官。専門は艦船造修。
※この記事は、月刊「正論4月号」から転載しました。ご購入はこちらへ。
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【特集 トランプと日本】
★覚醒するか、ジャパン・ファーストの精神 上智大学名誉教授 渡部昇一
★[鼎談]日米同盟、得しているのはどっち? 評論家 江崎道朗/文藝評論家 小川榮太郎/経済評論家 上念司
★台湾に米軍の駐留を! ボルトン構想の狙いとは… 福井県立大学教授 島田洋一
★習近平は震えて眠る…トランプの「力による平和」 ジャーナリスト 古森義久
★こんなときでも、政権批判しか頭にないダメ野党 産経新聞論説委員・政治部編集委員 阿比留瑠比
★ジャパン・ファーストの原点は歴史教科書運動にあり 評論家 西尾幹二
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【特集 さようなら、三浦朱門先生】
★あのときの電話が忘れられない 作家 阿川佐和子
★単位をくれなかった恩師 映画監督 山本晋也
★保守の真実としてのリアリズム~その文学と言論 文芸評論家 富岡幸一郎
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★[対談]タレント つるの剛士 × 評論家 潮匡人 ウチの子も保育園は落ちたけど
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★つまり「極右政党」とは… 「移民」推進派の不都合な真実 青山学院大学教授 福井義高
★シリーズ日本虚人列伝「伊集院静」 評論家 渡辺望
★近代以後はベターをとろう《連載特別版》 韓国から難民が押し寄せる日も、また… 筑波大学教授 古田博司
★朝日新聞の「ゼロ成長」 経済評論家 三橋貴明 1
★中国の亡命外交官が明かす衝撃の真実 AJCN代表山岡鉄秀
★孫文が「中国統一」の理念に? 国共合作“工作”の実態 歴史作家 田中健之
★F・35B日本配備で軽空母時代の幕開け 元陸将補 岩崎洋一
★またも北朝鮮ミサイル発射!新しい時代の兵器レールガン開発を急げ 元陸将 矢野義昭
★伝統・領土教育の復活を阻むのは誰だ 麗澤大学教授 八木秀次
★本当に北海道が危ない! 中国資本の土地買い占め追う 産経新聞編集委員 宮本雅史
★お母さんのための安全保障論を 日本文化チャンネル桜キャスター 林眞佑子
★正論に出てやったぜぇ、ワイルドだろ~ お笑い芸人 スギちゃん/ジャーナリスト 井上和彦
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★カラー漫画
業田良家 それ行け! 天安悶
西原理恵子 ぬるま湯 正論