改善、22年ぶり2%台…求人倍率は横ばい 2月
総務省が31日発表した2月の完全失業率(季節調整値)は、前月比0.2ポイント低下の2.8%で、2カ月連続で改善した。2%台となったのは1994年12月以来22年2カ月ぶり。景気の緩やかな回復を背景に企業の人手不足感が強まり改善につながった。
厚生労働省が31日発表した2月の有効求人倍率(季節調整値)は前月と同じ1.43倍だった。
有効求人倍率は求職者1人当たりの求人数を示し、企業の強い人手不足感を背景に、1991年7月以来の高い水準が続いている。求人票が届けられたハローワークが所在する都道府県別で見ると、最高は東京の2.04倍、最低は沖縄の1.02倍。(共同)